コラム

Facebookピクセルの基本的な使い方を学ぶ

最終更新日:2023年11月29日

Facebookピクセルについて

Facebook広告では、広告がどのぐらいの効果を出しているのか、数値やデータとして分析することはできません。ユーザーがFacebook内の広告からサイトへ流入し、そこからコンバージョンに至ったかどうかについては、Facebook広告側では把握できないのです。しかし、この広告効果をデータとして計測分析し、配信システムの最適化に役立てられるのが、Facebookピクセルというツールです。

Facebookピクセルを導入すると、Facebook広告からのユーザー流入数だけでなく、そこからのコンバージョン計測が可能となります。クリックによるコンバージョン数と、ビュースルーコンバージョンを合計したものが、コンバージョンとしてカウントされます。

Facebookピクセルの利用方法

Facebookピクセルは、Facebookが発行するコードをFacebook以外のWebサイトへ埋め込むことによって、Facebookピクセルとの連携させて必要なデータを取得します。ピクセルを設置すると、Facebook内のどのルートでユーザーがサイトへアクセスしたのかや、ユーザーがどのデバイスを使ってアクセスしたかなどのデータを数値化して分析が可能となります。

更に、Facebookピクセルを使ってユーザーがコンテンツ内でどのページを閲覧したのか、またショッピングカートへ何を追加したかなど、サイト内でのユーザー行動をトラッキングし、それをFacebook側からデータとして分析することもできるようになります。

こうしたユーザーのデータ分析は、Googleアナリティクスなどの分析ツールを使って行うことも可能です。しかしFacebookピクセルは、Facebook広告に特化したデータ分析が可能です。掲載する広告をFacebookだけに限定しているビジネスにとっては、Facebookピクセルの方が使い勝手が良く、知りたい情報を的確に計測できるのではないでしょうか。

利用前に覚えておくといいこと

Facebookピクセルの利用は、ピクセルを設定する際に、コーディングの知識が必要となります。コーディングに関するスキルや知識がゼロでは、ピクセルの利用は難しいかもしれません。少なくても、HTMLやJava Scriptのコーディング知識は持っていることをおすすめします。スキルがあれば、万が一不具合が起きた時にも、スムーズに対応しやすくなるでしょう。

また、Facebookピクセルは、ユーザーベースでデータ計測を行うのが特徴です。コンバージョンまでのデバイス経路を計測できるメリットがあり、これはGoogleアナリティクスには搭載されていない機能です。Googleアナリティクスの場合には、Cookieベースでのデータ計測となるため、パソコンとモバイルからそれぞれアクセスした場合には、別のカウントとなってしまいます。

Facebookピクセルコードの発行から設定の仕方

Facebookピクセルコードを発行するためには、まずFacebookのビジネスマネージャーからイベントマネージャーを開き、Webサイトとのリンクをスタートさせます。ピクセル名を入力し、どのサイトへピクセルを埋め込みたいかがすでに分かっているなら、URLも入力しましょう。発行プロセスの中で、ピクセルコードのインストール方法を選択できるので、手動を選びます。こうすることで、複数のWebサイトへコードの埋め込みが可能となります。発行されたピクセルコードは、Webサイトのヘッダー部分に張り付ければOKです。

設定は大丈夫?設定方法を学ぶ

ピクセルコードを埋め込んだら、正常に作動しているかを確認しましょう。確認する方法は、イベントマネージャを使う方法に加えて、ブラウザのデベロッパーツールを使ったり、Facebookピクセルヘルパーという拡張機能を使う方法などがあります。

このうち、簡単に確認できるのはイベントマネージャを使う方法で、タスクセンター内のビジネスツールタスクを確認すると、正常に作動している場合にはその履歴が表示されます。

成果を確認!コンバージョンを確認する

Facebookピクセルを使ってコンバージョンを確認するには、ピクセルマネージャを使います。パフォーマンスメニューから「列をカスタマイズ」という項目を選択し、コンバージョンを選択すると、ピクセルを使ったコンバージョンを計測できます。

まとめ

Facebook広告に特化したユーザーの動向やコンバージョン率をデータとして計測したい場合には、Facebookピクセル機能を使うのがおすすめです。Googleアナリティクスとは異なり、パソコンからのアクセスとモバイルデバイスからのアクセスとで、異なるユーザーカウントをすることがなく、より正確なユーザーベースのデータ計測ができます。

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