コラム

【Google広告】広告カスタマイザについて使い方や特徴を学ぶ

最終更新日:2022年03月28日

広告の効果を高めるには、ユーザーのニーズに合わせて広告中のキーワードや文章を変更するなど、細かいカスタマイズが欠かせません。しかし、ターゲットに合わせて毎回見直すとなると手間も時間もかかるばかりです。そんな悩みを解決するのが、Google広告の「広告カスタマイザ」です。これをしっかり使いこなすことができれば、ユーザーの状況に合わせて適切な広告文を配信できるようになります。

広告カスタマイザについて

広告カスタマイザとはGoogle広告の1機能で、ニーズに応じて異なる結果を生成し、それを広告に追加することができます。ロケーション、時間帯、使用デバイスなどユーザー情報にはいろいろありますが、それらの情報をもとに広告文をカスタマイズできるのがこの機能の特徴です。

広告カスタマイザをどういった場面で使うのか?

広告カスタマイザが効果を発揮するのは、以下のような場面です。

まず、ユーザーの検索ワードに応じて異なる広告テキストを表示させたい場合です。常に同じ文を表示するのではなく、ユーザーの検索内容に合わせて適切な文が表示されるため、ユーザーの興味を喚起しやすく、クリック率のアップが期待できます。

ユーザーの住んでいる地域情報を利用して、その地域ならではの広告文を表示するのにも広告カスタマイザが有効です。やはり自分の住んでいる地域について直接言及がある広告の方が、そうでないものより興味を持ってもらいやすいですから、クリック率のアップにつながるでしょう。

また、セールやセミナーなど開催が定期的なイベントを告知するための広告にも、広告カスタマイザは威力を発揮します。1週間ごとに開かれるイベントを広告するといったケースでは、その都度新しい広告分を作成する必要があります。広告カスタマイザを使うことによって、日程に応じて自動で広告分が変更されるため、手間を大幅に軽減できるようになりました。

広告カスタマイザの特徴と欠点

検索キーワードや時間帯、地域といった情報を設定できるのが広告カスタマイザの特徴です。ユーザーのニーズに合わせて設定した広告文が表示できるため、ユーザーへの訴求効果が高まります。クリック率のアップには上位表示を目指したいところですが、それには多大なコストがかかります。その点、広告カスタマイザを上手に活用すると、表示順位は変わらなくてもクリック率のアップが期待できるでしょう。

一方、広告カスタマイザは最初の準備とその後のメンテナンスに手間と時間がかかるという欠点があります。最初にデータフィードを作成するだけでも手間ですが、その後もキーワードや地域などの情報に変更がある時は、その都度対応しなければなりません。メンテナンスにかかる労力は欠点として覚えておいた方がよいでしょう。

設定の仕方

広告カスタマイザを設定するには、最初にデータフィードを準備する必要があります。Google広告でテンプレートがダウンロードできるので、それを利用するとよいでしょう。

管理画面から「ビジネスデータ」、「+アイコン」と選び、「テキスト広告の広告カスタマイザデータ」と進むとダウンロードできます。データフィードに必要事項を入力したら、アップロードします。

データフィードをアップロードしたら、表示させたい広告文の入力です。使用できる文字数に上限があるので、それを超過しないように注意してください。

広告文のアップロード完了後、審査を経て問題なければ無事広告掲載に至ります。

カスタマイズ機能の利用方法

キーワードごとに広告文を変更したい場合、「Target keyword」、タイプ、商品名等を変更します。検索ワードと一致しないワードも、広告カスタマイザでは入力可能です。

地域ごとに広告文を変更したい場合、「Target Location」に変更したい地域名を入力します。ただし、どんな地域にでも自由に変更できるのではなく、Googleが定める範囲内においてです。

広告の配信日や配信終了日を変更したい場合、「Start date」と「End date」にそれぞれ日付を入力します。

広告カスタマイザのメンテナンスについて

広告カスタマイザをメンテナンスするには、データフィードの「Action」を使いましょう。ここに、新たに追加したい内容がある時は「Add]、削除したい時は「Remove」、変更しない時は「Set」と追加すると設定できます。

定期的に情報を変更する必要がある時は、「定期更新」が便利です。これを設定しておくと、日程に合わせて自動で情報が更新されます。

広告カスタマイザを使う上で気を付けるポイント

広告カスタマイザで変更できるのは広告文だけです。リンク先URLを動的に変更したい場合、別の広告文を作成して切り替える必要があります。

また、広告カスタマイザを利用できない時にも何も表示されないということがないよう、カスタマイザを利用しない通常の広告文を1つ以上設定しておく必要があることにも注意してください。

まとめ

広告カスタマイザによって広告文をユーザーごとに変更できるようになれば、これまでとは違った方法でユーザーにアピールできるようになります。設定やメンテナンスが少々ややこしそうですが、慣れてしまえばそれほど難しくありません。広告の効果を高めるためにも活用してみてはいかがでしょうか。

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