インフィード広告について初心者向けに説明
さまざまなサイトやアプリに使用されているWeb広告の一種に、「インフィード広告」という種類があります。ネットを利用している人なら、名前は知らなくても必ず目にしていると言ってもよいほど非常に普及している広告なのですが、実際にはどんな広告なのでしょうか。基本的な知識から運用に当たっての注意点までこれを機に確認しておきましょう。
インフィード広告について
コンテンツ間に違和感なく配置するWeb広告を、「インフィード広告」と言います。「いかにも広告」という感じではなく、コンテンツのなかに自然に馴染んで存在するため、押し付けがましくなくアピールできるのが利点です。
間違えやすい広告について
インフィード広告と間違えやすい広告が何種類かあります。誤解のないように違いを覚えておきましょう。
コンテンツ間に表示される点では、インフィード広告と同じですが、基本的に動画である広告のことを「インリード広告」と言います。それに対し、インフィード広告は静止画です。また、コンテンツ間だけでなく、その外まで配信できる動画広告に「インスクロール広告」という種類があります。
画面中の広告枠に表示される「インバナー広告」もインフィード広告と間違えやすい種類です。こちらも動画広告であり、広告が画面に表示されてから再生されるインリード広告に対して、インバナー広告は広告表示なしにいきなり再生されるのが特徴です。
インフィード広告の費用目安
インフィード広告の課金方式の種類と、それぞれの費用の目安を押さえておきましょう。
広告の効果によらず、契約期間に対して料金が発生する方式があります。これはWeb広告以外にも見られる一般的な課金方式ですので、特に問題はないでしょう。
クリックごとに課金されるクリック課金方式があります。文字通り、1クリックのたびに料金が発生する方式です。クリック当たりの単価とクリック回数をかけた数字が広告費になります。
それに対して、広告の表示ごとに料金が発生するインプレッション課金の方式もあります。こちらは、1000回の広告表示を基準に平均単価を計算するのが特徴です。
SNSでよく見られるのがエンゲージメント課金方式です。これは、広告がフォローやリツイートされた時などに料金が発生します。
インフィード広告を使う理由
冒頭で説明したように、インフィード広告はコンテンツ間に自然に溶け込んで配信できるという利点があります。そのため、一般的なWeb広告のように、突然表示されてユーザーにストレスを与えるリスクが少ないです。また、コンテンツ間に違和感なく馴染ませるように作られる広告ですので、視認性が高くて興味を持ってもらいやすいというメリットもあります。
また、ターゲティングが容易なのもインフィード広告のメリットです。訴求したいターゲットに最適な方法で訴求できるため、クリックやコンバージョンにつながりやすいのも大きな特徴です。
このようなメリットを考えると、Web広告の種類でお悩みなら、ぜひ導入したい広告の種類だと言えるのではないでしょうか。
インフィード広告を利用する間に気を付けるポイント
インフィード広告は、コンテンツに自然に馴染ませ違和感なくアピールするための広告です。そのため、いかにも広告という要素が強くなると、ユーザーに反感を抱かせることになってしまいます。他の手法では有効でもインフィード広告では逆効果になることもあるので、「割引」や「限定」といった広告でよく見かけるフレーズは控えた方がよいでしょう。
コンテンツに違和感なく溶け込むということは、メリットである反面、関係ないユーザーがうっかりクリックしてしまうことも多くなります。クリック課金で契約すると、予想以上に費用がかかることがあるので注意してください。
使える広告媒体
インフィード広告はさまざまな媒体に使用できます。Google広告やYahoo!プロモーション広告、また、SNSではTwitter、Facebook、Instagramの広告にも使用可能です。
運用する前の心得
インフィード広告を運用するのであれば、ターゲットを細かく絞り込むことが大切です。そもそも狙ったターゲットにピンポイントで訴求することを目的としているため、ターゲティングが甘ければ、関係ないユーザーからのクリックが多くなってしまうことに注意しましょう。
また、先にも述べたように、インフィード広告の広告文には、いかにも広告的なフレーズを使わないことです。ターゲットとするユーザーが自然と興味を抱いてしまうような文章を考えましょう。
インフィード広告が多く利用されている商品
インフィード広告は、検討から購入までに時間がかかる性質の商品やサービスの訴求に向いています。たとえば、車や不動産、旅行などがそうです。
また、深層心理に興味を芽生えさせるのに向いているため、有名ブランドのニューアイテムなどの訴求にも利用されることが多いです。
まとめ
コンテンツ間に自然に表示できるインフィード広告は、ターゲティング次第で高い成果を期待できる広告です。お取り扱いの商品やサービスと相性が良さそうであれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。