コラム

WEB担当者がよく使われるCPAについて解説

最終更新日:2022年03月29日

リスティング広告を運用するにあたって、押さえておかないといけないのがCPAです。広告コストのパフォーマンスを考えるうえで欠かせない項目です。広告を担当するのであれば、CPAの基本的なことや改善するにはどうすればいいかについて理解しておいた方がいいでしょう。

CPAについて

CPAとは「Cost per Action」の頭文字をとったものです。日本語では「顧客獲得単価」と訳されることが多いです。CVといわれるコンバージョン1件獲得するにあたって、どの程度の広告コストをかけているかを意味します。コンバージョンは最終的な目標で、企業によって異なります。商品購入もあれば、会員登録もあるでしょうし、資料請求という会社もあるでしょう。CPAはWEB広告におけるコスパの指標になるので、担当者が押さえておく必要があります。

CPAの値が低いと、それだけ広告運用の効率性に優れていると解釈できます。逆に値が高くなっているのであれば、CV1件獲得するためにより多くの広告をかけている、無駄遣いしていると判断しましょう。効率性が悪くなっているので、見直しを行ったほうがいいでしょう。広告の見直しをするにあたって、CPAは参考になるはずです。

CPAの基礎的な改善方法

CPAの値が高い、つまり悪ければ現在出稿している広告を見直したほうがいいです。では具体的にどこを見直せばいいか、それはいくつかポイントがあります。

まずは無駄なクリックを減らしましょう。クリック数は多いけれどもCVにつながっていなければ、ハナから自社製品に関する興味をあまり持っていないユーザーが多くクリックしていると考えられます。ターゲットと実際のユーザーとの間にずれの生じている可能性が高いです。そこでよりターゲット層がクリックするように、キーワードを見直してみましょう。具体的にはCVの少ないキーワードやデバイスの出稿を止めることです。こうするだけでも、無駄なクリックを排除でき、CPAの改善効果が期待できます。

CVに至るまでのキーワードの設定が誤っている可能性もあるので、見直してみてください。いかに広告コピーやページそのものが良くても、キーワードとの関連性が低いとCPAの数値が上がってしまいます。CVに至るまでのキーワードが間違っていないか見直して、広告の配信を進めてみてください。しかしこの時、キーワードにどの程度の人気があるかも意識しましょう。あまり人気のないキーワードを設定してしまうと、CVそのものが低下してしまう恐れがあるからです。

ランディングページの見直しをすることも効果的です。ランディングページが設定しているキーワードや広告文とマッチしていないと、なかなかCVにはつながりません。関連性に乏しいと思うのであれば、キーワードや広告文に合わせたコンテンツに見直してみることです。そうすれば、アクセスしたユーザーの興味を駆り立て、ほかのページにもアクセスしてみようと思うようになります。ランディングページでユーザーが離脱するリスクが低減して、CVにつなげやすくなるでしょう。

ランディングページの改善をすることは大事です。CPAの改善やCV数を増やすだけではありません。GoogleやYahoo!からの品質インデックスの改善効果も期待できるからです。そうなれば、広告費のコストカットにつながり、効率性を高められるわけです。

CPA改善は仮説とテストの繰り返し

CPAの数値が高くなって、改善します。それで終わりかというとそうではありません。見直しをするにあたって、数値が高くなっている原因を突き止めるでしょう。自分たちの思っている原因が正しいとは限りません。見当違いな仮説を立てた結果、思ったような改善が見られない場合ももちろんあります。そうなれば、また改善をやり直す必要があります。このようにCPAを改善するためにはまず仮説を立てて、それに合わせた見直しを進めます。そして再度運用してみて、改善がみられるかどうか検証します。うまくいっていないようであれば、再度仮説を立てるために分析を進めましょう。このように仮説とテストを繰り返すことで、CPAは改善していくわけです。

まとめ

CPAとは1件のコンバージョンを獲得するために、いくら広告費を捻出しているかを数値化したものです。CPAの数値が低ければ、より少ない広告費でコンバージョンを獲得できている、効率性に優れた広告運用ができていると推測できます。逆に高ければ、現在出稿している広告に何らかの問題があると推測できます。どこに問題があるのか、その原因の仮説を立てます。それに合わせた改善を進めて、思い通りの効果が表れているか検証します。効果が表れていないのなら、今の仮説に誤りがあるわけです。さらに検証を進めていって、より効果的な改善をするにはどうすればいいか分析を進めます。この地道な作業の繰り返しによって、CPAが低くなり、効率的な広告運用ができます。

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