CTAについて、役割や使い方を学ぶ
WEB広告の最終的な目標はCVにあります。CV獲得するためにいろいろな手法がありますが、その中でも欠かせない重要な要素の一つと言われているのがCTAです。デジタルマーケティングを担当するのであれば、CTAの基礎知識や改善するための手法についてマスターする必要があるでしょう。
CTAについて
CTAとは正式名称を「Call to Action」と言います。日本語では「行動喚起」と紹介されることが多いです。サイトにアクセスしたユーザーにこちらが希望する行動をとるように動かすボタンなどを指します。皆さんWebサイトにアクセスしたときに「詳しくはこちら」とか「こちらでダウンロード」といったボタンを見かけたことはありませんか?これらのボタンを設置することで、ユーザーに詳細な情報の書かれたページにアクセスさせたり、ダウンロードさせたりできます。このようにユーザーに何らかの行動を促すために設置するレイアウトのことです。
CTAはデジタルマーケティングの中で重要な要素といわれているのは、離脱防止のためです。自社サイトに興味を持ったユーザーが、商品やサービスの詳しい情報や問い合わせがどこにあるのかわからなければ、せっかくの潜在的な購買者をみすみす逃す形になってしまいます。そうならないためにCTAを設置する必要があります。
CTAの効果的な配置
CTAの効果を出すためには、ボタンなどユーザーに行動を促す要素をページのどこにレイアウトするかが一つポイントです。効果を引き出す配置として、いくつかの候補が考えられます。まずはページの最上部に持ってくるは位置です。トップはほとんどのユーザーが目にする部分なので、ここにCTAを持ってくることで行動を促せます。こちらにレイアウトする場合には「購入はこちら」とか「お問い合わせはここから」といったようなシンプルなワードを持ってくるといいでしょう。
ページの最下部に持ってくる方法もあります。ページの最下部まで目を通したユーザーは、それだけ商品やサービスに強い関心を持っている人たちでしょう。ここに敢えてCTAを持ってくることで、効率的にCVにつなげられるというメリットがあります。
もしページが縦長になっているのであれば、固定ヘッダーのところにCTAを持ってくるのも一考です。縦長のページだと何度もスクロールしなければならず、あまり関心のないユーザーは離脱してしまう恐れがあります。そこでCTAを固定することで、常にユーザーの目に入ってくるようにすれば、離脱を防げるでしょう。最後まで読むのは面倒でも、途中で興味を持てば、すぐに次のアクションを促すことも可能です。
コンテンツ内や直下というアプローチも考えられます。特に取り扱っているコンテンツが多種多様なサイトでは効果的です。ユーザーがコンテンツを読み終わった段階で、すぐにCVに向けたアクションが取れるからです。このようにいくつかの手法が考えられます。自分たちのサイトにはどれがベストの選択肢か、十分検討しましょう。
CTAで効果を出すために必要なこと
CTAではレイアウトのほかにも、いろいろと押さえておきたいポイントがあります。まずはデザインです。特にボタンの色をどうするかは十分検討した方がいいです。CTAではビジュアル的な影響が大きいといわれています。色によって、見る者の印象が大きく変わってきます。
例えば赤系は活発な印象を与えるので、キャンペーンなど購入意欲を高めるページに持ってくるといいでしょう。青系は安全性をイメージさせる色味です。安全性やセキュリティなど、ユーザーを安心させたいページに持ってくるのが好ましいです。
またCTAの表現は簡潔にまとめることも重要です。どうしてもアクションを促したいという思いが強くなると、いろいろなことをアピールしたいと考えがちです。画像やイラスト、長いテキストになってしまうとかえって見ている人からしてみると「ガチャガチャしている」とか「結局何が言いたいのか?」とマイナスの印象を持ってしまいます。
CTAボタンの計上をどうするかも重要なポイントの一つです。CTAボタンの場合、四角形が主流です。しかし別に四角形でなければならないという決まりはありません。あえて別の形にデザインすることで、見ている人の印象を変えることもできます。角が丸みを帯びることで親近感を沸かせることもできますし、円にすることで柔らかな印象を与えるテクニックもあります。
まとめ
CTAはCVにつなげるにあたって、重要な要素の一つと言われています。ボタンをどこに配置させるか、どんなデザインで色にするかなどいろいろと検討する要素はあります。もしどうすればいいかわからなければ、人気のサイトのCTAボタンを参考にしてみるのも一考です。人気のサイトはCTAボタンにもいろいろな工夫の施されていることが多いです。そのようなテクニックを自分たちにもどんどん導入して、CVを増やしていきましょう。