重要なのは訪問数とコンバージョン数
Googleアナリティクスを使うと、データ分析をしたい期間を自由に設定できます。
日次分析をすることによって、日ごとのユーザー動向やWebサイトのパフォーマンス状況をより正確かつ詳細に把握できます。
例えば、日次分析に加えて曜日別の分析を重ねることで、どの曜日にWebサイトのパフォーマンスが良いのかが分かりますし、何曜日にパフォーマンスが良くなるという傾向を把握できれば、ユーザーの心理状況やライフスタイルに合わせたWebサイトへと改善する余地も見えてくるのではないでしょうか。
また、日次分析と時間分析とを重ねることで、どんなユーザーがどんな時に訪問してくれるのかが分かります。
日次分析では、ユーザーの行動パターンやページごとのパフォーマンスなど、知りたい情報を抽出できます。
その中でも日ごとの変化や推移を知りたいなら、訪問数とコンバージョン数に注目すると良いでしょう。
ページを更新してからどのぐらいの期間が訪問者数が伸びる傾向にあるのか、またコンバージョン数はどうかという点が分かることによって、マーケティングの改善点を見つけやすくなります。
Googleアナリティクスの日次分析は、カスタムレポートとして日ごとの集計結果を出しても良いですし、日次分析用のツールを使うこともできます。
例えば、日ごとのデータを分析できる便利なツールの一つに、日次推移ダッシュボード2.1があります。
これはWebサイト全体の日次パフォーマンスの推移や変化を管理したい人に便利なツールで、訪問者数やページビュー数、そしてコンバージョン数など、推移や変化を知る上で最低限のデータを抽出してくれます。
Googleアナリティクスのデータをそのまま抽出するため、使い勝手が良いだけでなく、Googleアナリティクスとの相性もとても良いツールです。
訪問数の確認方法
Googleアナリティクスで日次分析をする際には、最初にレポート画面のデータ集計対象期間を1日に設定する必要があります。
Googleアナリティクスのデフォルトは、直近31日間、つまり過去1ヶ月のデータ集計期間が設定されていますが、これは自由に変更可能です。
1日にしても良いですし、数時間というより細かい単位に設定することもできます。
訪問者数の確認方法は、Webサイト全体の訪問者数を確認するのか、それともページごとの訪問者数を知りたいのか、どちらを選ぶかによって、把握分析できるデータが異なります。
ページごとのパフォーマンスも合わせて知りたいなら、ページごとに訪問者数とアクセス数を確認することで、どのページがより人気が高いのかが分かります。
確認方法は、とても簡単です。
Googleアナリティクスを開き、複数あるカードの中から「行動」を選びます。
その中の「サイトコンテンツ」を選び、「すべてのページ」を選択すると、ページごとの訪問者数やページビュー数がランキング形式で表示されます。
ページ数が多い場合には、全ページが表示されるわけではなく、10ページまでの表示となります。
もしもすべてのページにおける訪問者数を知りたい場合には、各ページごとのレポートを作成すると、そこに各ページごとの訪問者数が表示されます。
これも1日ごとにデータを抽出できるため、日次推移を確認したい時にも使えます。
コンバージョン数の確認方法
Googleアナリティクスは、Webサイトを訪問したユーザーのコンバージョン数を分析することもできます。
これも訪問者数と同じように、あらかじめ設定した期間内のコンバージョン数を抽出できるので、日次推移の把握にも活用できます。
コンバージョン数を確認するためには、Googleアナリティクスのホームページに装備されている「コンバージョン」カードを選びましょう。
その中では、目標達成度合いを数値で分析していて、マルチチャンネルやEコマースなどの分類項目ごとに、コンバージョン数を確認できます。
コンバージョン数の確認をWebサイトの改善に活かすためには、全てのページにおけるコンバージョン数をチェックするよりも、目標パスの解析や目標達成プロセスに関するページのコンバージョン数に焦点を絞るのが良いでしょう。
コンバージョン数の推移を把握分析することで、コンバージョンが発生しやすい元のページが明確になり、ユーザー離脱の原因なども予測しやすくなります。
ちなみに、コンバージョン数を確認できる「目標」メニューの中では、コンバージョン数の推移だけでなく、あらかじめ設定した目標への達成プロセスや、パスの解析、ゴールフローやスマートゴールなど、目標に関する様々な項目を分析できます。
サーチコンソールと併せてGoogleアナリティクスを使えば、流入キーワードによる検索順位を強化する改善策にもたどり着きますし、どんなタイミングおよびどんな頻度で記事を更新することが効率的なアクセス数アップにつながるのか、という点も見えてくるでしょう。