Googleアナリティクスを使って流入元を調べる理由

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流入元を調べる理由

Webサイトにアクセスされるルートはいくつもあります。

URLを直打ちして来る方やブラウザのブックマークに入れているユーザーもいます。

また、GoogleやYahoo!などの検索サイトで気になるワードを入力して、出てきた検索結果をクリックしてアクセスしてくるケースも多いです。

さらに、SNSを配信しているのであれば、そこに貼っているURLをクリックして来るユーザーもあります。

プレスリリースや他サイトがリンクを貼ってくれていて、そこから流入してくるケースも見られます。

また、入稿しているネット広告のクリックによるものも存在します。

こうした流入元をチェックすることによって、ユーザーの行動を知り、アクセスを向上させるのに役立ちます。

たとえば、SNSからの流入が多いということであれば、さらにSNS配信数を増やすことで、アクセスが増加することを見込めます。

特定のキーワードでよく検索されていて、そこが大きな流入元であれば、そのキーワードに関連した記事を増やして、さらに集客ができます。

逆に、どこが自サイトの弱点かを知り、改善を図るのにも流入元チェックは必要です。

たとえば、自分たちがターゲットにしている検索キーワードではヒットせず、他のワードでばかり流入しているとします。

そうなると、ユーザーの要望と自サイトの提供している情報とがマッチしていない可能性がありますので、コンテンツの内容を修正していくよう促されます。

もしくは、強調するワードの使い方が間違っている可能性がありますので、記事をリライトするという修正を図ることも考えられます。

ネット広告を使っている場合、そこからの流入が少ないのであれば、コスパが悪いということになります。

無駄な予算をかけないためにも、思い切って広告をやめるか、流入を増やすための改善をすべきです。

表示させるテキストやバナーを変えたり、検索ワードの組み合わせを変更したり、といった措置が求められるでしょう。

Googleアナリティクスを使った流入元の調べ方

Googleアナリティクスでは、流入元についていくつものデータをチェックできます。

たとえば、「Direct」という表示であれば、ユーザーが直打ちやブックマークによって来ていることが分かります。

また、「OrganicSearch」となっていれば、それは検索サイトからの流入であることを示しています。

「Social」とは、SNSからの訪問を指しています。

「Refernal」は主に他サイトのリンクからの流入で、参照してくれているサイトやプレスリリースなどからのアクセスであることがうかがえます。

「Paid Search」は、検索サイトに表示されるネット広告からの流入であることを指しています。

こうした表示はトップ画面にも出ていますので、すぐに調べることができます。

サイト全体のデータを見たいのであれば、「集客」メニューをクリックして「概要」を選ぶと、様々なデータを参照できます。

上記の分類で、流入元がグラフ化されて出てきます。

全体の中での割合を円グラフでも表示してくれますので、自サイトへの流入元として、どこが多いかを一目で確認できます。

さらに深く調べたいのであれば、メニューの「行動」という項目を選びます。

この「ランディングページ」というメニューをクリックすると、それぞれのページについての流入元を調べることができます。

サイト全体への流入とページ毎のデータを比較して、ランディングページに狙った通りのアクセスがあるかどうかを確かめることもできます。

訪問数とコンバージョン率を見て成果を確認

コンバージョンの設定をしておけば、訪問数とコンバージョン数との計算で、コンバージョン率が表示されるようになります。

一つのコンバージョンを得るために、どのくらいのアクセスを必要としているかを確認できるわけです。

もちろん、これで期間中の成果がどのくらいあったかもチェックできます。

Googleアナリティクスの優れているところは、いちいち自分で計算しなくても、自動的にCVRを表示してくれるというところにあります。

トップのサマリー画面にも表示されますので、常にウォッチしておきましょう。

サイト全体のコンバージョン率もそうですが、ランディングページ毎のデータも調べることが肝心です。

ページによって、成果が悪いところと、とても成果の出やすいところとが出てくることががあります。

その場合、コンバージョン率が悪いページの構成や内容を見直して、より成果の出しやすいものへと変えていく必要があります。

まとめ

Googleアナリティクスではいろいろなデータを取れますが、流入元のチェックはサイトのアクセス数の増減に関わる重要な指標となります。

そのため、常にどこからアクセスがあるのか、自サイトにとって弱い部分はどこかということを確認しておきましょう。

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