【Googleアナリティクス】リアルタイムレポートの活用方法

目次

リアルタイムレポートってなに?

Googleアナリティクスのリアルタイムレポートとは、リアルタイム、つまり画面を見ている時の自サイトへのアクセス状況について確認できる機能です。通常のデータは集積されたもので直近の7日間とか28日間といった過去のものですが、リアルタイムレポートについては現在の状況をチェックするのが目的となります。

現在何人のユーザーがアクセスしているのかや、どの地域からどのデバイスを使ってアクセスしているのかなどを、ライブ感覚で見られるわけです。直前に実行したイベントやキャンペーンの反応を見たり、更新した記事に反響があるかを確認するのが目的です。また、単純に運営者としてリアルタイムでアクセスしてくれる人がいるというのを見て、モチベーションを高められるというのも楽しいところです。

リアルタイムレポートの画面の見方

リアルタイムレポートの画面そのものは、通常の集積レポートと変わりがありません。ただし、表示されている内容が現在のものであるというだけです。また、アクセス状況についての単位が異なります。アクティブユーザーという項目は、アクセスしているユーザー数のことですが、直近5分以内に流入してきたものに限定されています。これは数字だけで表示されます。ベージビュー数については、棒グラフのようなもので表示され、直近30分間の全体のPV数が時系列に並べられています。その右にも同じくページビュー数という画面が出ているはずです。これは直近60秒間に絞ったデータとなっています。そのため、秒単位でのPV数が棒グラフとなって表示されています。

いくつかのアングルでリアルタイムレポートを見られますので、必要に応じてデータを変えてみましょう。サマリーは全体的なデータで、上記の数字と共に、上位のビュー数を持っているページなどがランキング形式で示されています。また、トラフィックについてもデータが出ますので、ユーザー行動の変移も確認できるはずです。上位のアクティブページについては、赤と緑でページ項目が塗りつぶされることがあります。これがアクセス状況の増減を示しています。緑色の場合はアクセスが増えたページであり、赤色については減少傾向にあるページを示しています。短い時間内であっても、ページごとにどのように変化が出ているのかを確認しやすいです。

地域については、ユーザーがどこからアクセスしてきたかを示しています。地域レポートを見ると、直近の30分間でどの地域からのアクセスが多かったかを、順位付けされた形で確認できます。コンテンツ欄を見ると、直近30分間でアクセスが多かったページが順に記載されます。更新したばかりの記事に反響があったかや、複数のコンテンツを同時にアップした場合に、特にどのコンテンツに集中しているかを確認するのにも役立ちます。ちなみに、ページごとのPVを確認するには、アクティブユーザー数の項目のページビュー数をクリックすることでも可能です。

イベント項目では、直近30分間にユーザーが設定したイベントにレスポンスを示しているかをチェックできます。同じようにコンバージョン項目では、直近30分間で問い合わせやチャット、コンテンツ再生などの成果が発生しているかを件数表示で確認することが可能です。

リアルタイムレポートから得たデータの活用方法

リアルタイムレポートは、直近30分間のデータを多く見られます。そのため、実行したばかりのイベントやキャンペーン、サイトの変更や更新についてのユーザーアクションを見るのに適しています。たとえば、テレビCMを入れてすぐにどんな反応があるのか、どこからのアクセスが多く、コンバージョンが出ているのはどのページなのかを一目で確認できます。さらに、時間指定のネット広告を出して、すぐに反応が見られるものなのかを測定するといった活用方法もあります。

また、細かなデータからさらに解析を深めることができます。たとえば、商品販売サイトの場合、どの時間帯にどこから購買があるのかというのは大事なデータとなります。そこで、キャンペーンを張った後に、すぐに地域ごとのレポートを確認します。日本のどの都市からのアクセスが多くコンバージョンに至っているかを見ます。こうすることで、都市部において夜間の購買率が高くなる傾向があるとか、関東の方が反応が速いといった傾向把握ができます。こうしたデータを使って、イベントを開始する時間や曜日を変えて、より効果的なマーケティングができるように工夫していくのも賢い方法です。

トラフィックを見てユーザー行動を把握するのも大事です。テレビCMを入れた後に、どのルートでアクセスしてくるのかをチェックすることができます。ネット広告なのかQRコードなのかといった点を把握して、より効果の出る広告の出し方を考えるのです。実際にユーザーが反応している経路を見て、適宜改善を加えていきましょう。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる