Googleアナリティクスで使う参照元とは?

目次

参照元とは?

Googleアナリティクスの参照元とは、Webサイトへ流入してきたユーザーが、何を参照したのかという情報をデータとして集めたものです。

ユーザーが特定のWebサイトを訪問する場合、既に親しみのあるユーザーなら、アドレスを直接タイプしたり、保存しているブックマークを使っての流入が多いかもしれません。

しかしそうでないユーザーの場合には、検索エンジンでキーワード検索をしてサイトを見つけたり、広告を見てリンクをクリックしてサイトへ流入するなど、サイトへ流入する際に参照したサイトや媒体があります。それが何かという情報をデータ分析したものが、Googleアナリティクスによる参照元です。

全てのデータが表示されているわけではない

Googleアナリティクスでは、参照元の全てを表示するわけではなく、データとして数が多い参照元をランキング形式で表示します。参照元は無数にありますが、検索エンジンでキーワード検索したユーザーの流入では、GoogleやYahoo!そして百度(Baidu)などが多く見られます。

例えば、検索エンジンのGoogleから流入してきたユーザーの参照元は、どの国の検索エンジンを使った場合でも、またどの言語で検索したかに関わらず、Googleアナリティクスにおいては参照元はGoogleと表示されます。

検索エンジンのYahoo!や百度からの流入も同じです。こうした検索エンジンの参照元では、ユーザーの属性や国などの情報まで分析することはできません。より限定したユーザーをコホートした上で参照元を分析するためには、別のディメンションと組み合わせた分析が必要です。

その他にも、Googleアナリティクスで多く見られる参照元には、SNSならFacebookやTwitterなどがありますし、ウィキペディアなども挙げられます。

参照元は無数にあるため、どこからユーザーが流入するのかについては多種多様です。

参照元とメディアとの違い

Googleアナリティクスでは、ユーザーの流入経路を示す指標として、参照元の他にメディアという指標も使っています。

参照元というのは、基本的には検索エンジンの種類や、流入のきっかけとなった直前サイトなどが該当しますが、メディアというのはサイト名ではなく、どのような媒体から流入したのかを表す指標として使われています。

例えば、検索エンジンを使ってキーワード検索した結果にサイトを訪問したユーザーなら、メディアはOrganicと分類されます。参照元の場合には、具体的にGoogleやYahoo!などの検索エンジンが表示されますが、メディアではどの検索エンジンを使ったかは区別されません。

メディア分類には、別のサイトに張られている被リンクを利用して流入したユーザーは、Referralに分類されます。FacebookなどのSNSを始め、個人ブログや企業サイトなどからの流入は、全てReferralとなります。

ユーザーの流入元には、広告をクリックしたというケースもあります。広告をクリックしての流入は、メディア分類においてはcpcとなります。リスティング広告やディスプレイ広告、そしてメルマガなども、全てcpcに分類されます。

メディア分類では、None(非メディア)という分類もあります。これは、ユーザーが既に既存顧客でブックマークを使って流入した場合や、URLをタイプしてアクセスした場合などが該当します。

参照元/メディアの使い方

ユーザーがどこから流入したのかを知るには、参照元とメディアの両方を使いこなすことが必要です。

それぞれ、異なるデータ分析ができますし、サイトの改善点や集客力、コンバージョン力をアップするための対策法も異なります。

例えば、検索エンジンによる流入が増えている場合には、SEO対策が功を奏していると言えるでしょう。また、広告からの流入が減っている場合には、広告がマンネリ化しているとか、広告を掲載する媒体を再考することで対策が取れるかもしれません。

状況把握と改善点を見つける

メディアによるデータ分析をすることによって、現在展開しているWebマーケティングがどのぐらい効果を出しているか状況把握ができるとともに、改善点を見つけることが可能となります。

具体的にどのサイトからの流入が多いのかというデータを示す参照元もまた、ユーザーの流入経路を知る上では役に立ちます。例えば、参照元でGoogleと出た場合、それが検索エンジンを使ったものなのか、それともリスティング広告からの流入なのかを判断することはできません。

参照元とメディアをどちらも確認することによって、どのぐらいのユーザがどんな流入経路でWebサイトを訪問したのかというデータを分析できます。

Googleアナリティクスで参照元とメディアを確認する方法は、Googleアナリティクスのメインメニューの中から「集客」カードを選び、そこから「すべてのトラッキング」を選べば、参照元およびメディアが一覧表示されます。

全ての参照元が一覧表示されるわけではなく、ランキング形式で10ページまでの表示となります。

まとめ

Googleアナリティクスの参照元とは、ユーザーの流入経路を示す指標の一つです。

流入のきっかけとなった直前サイトが何かをデータ分析する上では、とても役立つ指標と言えます。

参照元と合わせてメディアも分析することによって、より正確なユーザーの流入元を予測できます。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる