Googleアナリティクスを導入することで、サイトに関するいろいろなデータを入手できるようになります。しかしデータに上がってくるのはいいけれども、具体的にどう分析すればいいのかわからないと悩んでいませんか?分析の手法はいろいろとありますが、セグメント機能については押さえておいて損はありません。
セグメントの役割
Googleアナリティクスにおけるセグメントとは、絞り込み機能のことです。セッションやユーザー単位で絞り込むことができます。例えばデバイス別に絞り込んで分析をすると、パソコンとスマホどちらがCVにより貢献しているかが判明します。スマホの方が多ければ、スマホで見やすいレイアウトに改善すれば、より大きな効果が期待できます。その他にも商品やサービス購入したユーザーに絞り込むことで購入直前にどのページを見ていたかが見えてきます。より多く見られているページが判明すれば、その部分をブラッシュアップすることでより集客効果が見込めるかもしれません。
Googleアナリティクスは多種多様なデータを集計しています。しかしその多さから、どこから手を付ければいいかわからなくなってしまうこともあります。セグメントを活用すれば、自分にとって必要な情報のみに絞り込んで分析できるのでどんどん導入しましょう。
セグメントを使い方
では具体的にセグメント機能を使うにはどうすればいいか、まずユーザーサマリー画面の中央上部のところに「+セグメント」のボタンがあるはずです。こちらをクリックしましょう。するとセグメントの条件がいくつか出てきます。Googleアナリティクスの場合、デフォルトの段階で22種類のセグメントが登録されているはずです。この中で自分が分析したい対象が見つかったら、その部分をクリックしましょう。そして左下にある「適用」ボタンをクリックすれば完了です。
セグメントの適用以降は、Googleアナリティクスの「ユーザー」や「行動」など全てみなさんが指定した条件が適用された状態で表示されます。ちなみに複数の条件を同時設定することも可能です。画面一回当たりで適用されるセグメントは上限4つまでになっています。また一度セグメントを設定すると、ずっとその条件前提の内容が表示されます。もし条件変更したい、外したいと思っているのであれば、削除操作を行ってください。
削除の方法ですが、まずレポートの上部にその時点で適用されているセグメント情報が掲載されているはずです。その一覧の中から削除対象のセグメントのメニューを開きましょう。その中にある「削除」をクリックしてください。そうすれば、設定していたセグメントを外すことができます。
セグメントのカスタマイズ方法
セグメントは既存のものだけでなく、自分の思い通りにカスタマイズすることも可能です。カスタマイズする方法ですが、セグメントメニューの左上のところに「+新しいセグメント」というボタンがあるはずです。こちらをクリックします。するとセグメントの作成画面が立ち上がるはずです。
まず左側にメニューが表示されているので、その中から「ナビ」を選択しましょう。するといくつか設定できる条件の項目がプルダウンで表示されます。設定したい条件をその中から選んでください。するとそれに見合った広告が表示されます。使いたい項目があれば、検索機能を使って絞り込むことも可能です。もし複数記事の閲覧の条件にするのであれば、「ページビュー数」「≧」という欄があって、その右隣に2と入力すると、「ページビュー数2以上」という条件が設定されたことを意味します。
年代や性別で絞り込む場合には、左のメニューの「ユーザー属性」でいろいろと設定できます。年齢と性別で自分が重視しているターゲットを設定します。もし性別についてどちらでもいいと思っているのであれば、「Unknown」にチェックを入れてください。またセグメント名も設定が可能です。分かりやすいネーミングにして「保存」ボタンをクリックすれば、属性の設定が完了します。
作成されたセグメントですが、セグメント追加画面の「カスタム」というメニューを選択すれば、それまで設定した条件の一覧が出てきます。もし必要なくなったのであれば、そのセグメント名にチェックを入れて「削除」ボタンをクリックすれば、外すことも可能です。
まとめ
サイトの集客がままならない、売上が伸びないというのはサイトに何らかの問題があるからでしょう。その場合、Googleアナリティクスを使って自分のサイトの現状についてしっかり分析する必要があります。セグメント機能を利用すれば、その中でも特に自分が重視しているターゲットに関するピンポイントの分析結果が出てきます。すると、より今のサイトにどのような問題があるかがよりはっきりと見えてくるでしょう。Googleアナリティクスを利用するなら、セグメントは有効活用すべきです。