より多くの人に自社サイトへアクセスしてもらうために、SEOを進めているところも多いでしょう。しかし自分たちの思っているようにSEOの効果が表れているかどうか、検証する方法がわからないという人もいるはずです。その場合に活用してほしいのが、Googleアナリティクスです。Googleアナリティクスの項目をチェックすることで、SEOの効果が出ているかどうか確認できます。
オーガニック検索から流入数とコンバージョン数(CV数)を調べる
まずはオーガニック検索からの流入数とCV数をチェックしましょう。こちらの分析を進めることで、自社サイトのSEOの現状を把握できるからです。オーガニック検索のトップページにアクセスできたら、画面左側のメニュー欄の中で「集客」から「すべてのトラフィック」、「チャネル」の順番でクリックしましょう。すると「Organic Search」という項目があるでしょう。こちらは検索結果からの流入の状況を表しています。
また右側にコンバージョンという項目があるでしょう。この中でも「目標1のコンバージョン率」並びに「目標1の完了数」でCVRやCV数を確認できます。SEOの中で重視しなければならないのは、オーガニック検索経由と言われています。
もしSEOでテコ入れを行ったら、セッション数とCV数に変動が見られるかどうか確認しましょう。増加していれば、SEOの効果はある程度出ていると推測できます。これがあまり増えていない、逆に減少しているのであれば、そのSEOの方法が誤っていると評価していいでしょう。
検索キーワード毎に流入数とコンバージョン数(CV数)を調べる
次にオーガニック検索でチェックしてほしいのが、検索キーワードごとの流入状況についてです。この場合、左側の「集客」に進み、「キャンペーン」、そして「オーガニック検索キーワード」の順番でクリックします。するとキーワードあたりのセッション数と直帰率、CV数が出てきます。このキーワードの一覧に注目することです。この結果で、皆さんのサイトにユーザーがどんなキーワードでアクセスしているかがわかります。ユーザーのニーズを把握して、その要望に沿ったコンテンツ作りを心がければ、よりアクセス数を増やせるでしょう。
またCV数もサイトの性格によっては重視したほうがいいです。どんなキーワードで検索している人がCVに結びつきやすいかが見えてくるからです。ユーザーの需要、求めていることがわかって、それに対応することは大変重要です。また直帰率も重要です。直帰率の高いキーワードは、ユーザーの求める情報がサイトに掲載されていないことがうかがえるからです。内容やコンテンツの見直しをすることで、直帰率を少なくできるでしょう。
ランディングページの流入数とコンバージョン数(CV数)を調べる
ランディングページの分析をするのも、SEO効果を検証するにあたって重要なポイントです。ランディングページの分析はGoogleアナリティクスの場合、左側のメニュー「集客」から「キャンペーン」、そして「オーガニック検索キーワード」の順番に選択します。またプライマリティメンションをランディングページに変更すれば、分析は可能です。
この結果、オーガニック検索で流入した人たちが最初にどのページを見ているかがわかります。この中で注目してほしいのはほかと同様で、セッション数やCV数になります。セッション数やCV数を見れば、ターゲットにしているキーワードから思い通りに流入できているかどうかの分析が可能です。
調査結果からの改善方法
調査結果がわかったら、どこを改善すべきかについて検討しましょう。もしSEOをやっても思うように集客が増えていないようであれば、現状のSEOに問題があると推測されます。どこに問題があるのか改善点を洗い出し、適切に対処することです。
もしSEOで集客が増えてきているのであれば次に手掛けるべきことはサイト改善です。サイト改善することで、ユーザーのCV率を高められるからです。サイト改善する方法ですが、万能薬的な手法はありません。基本的なことを押さえて、コツコツ地道に対処することです。具体的にはPDCAサイクルを回すことで問題点を見つけ、その改善方法を検討し、実践する、これを繰り返すことです。
まとめ
SEOはすぐに効果の現れるものではありません。たとえ正しく対策を講じたとしても、効果が現れてくるのに数か月かかることも珍しくありません。SEOは試行錯誤も必要です。常に改善を繰り返して、より良いサイト作りを進める必要があります。Googleアナリティクスは、SEOの効果について検証できるツールが充実しています。無料で利用できる割には優れモノのツールなので、自社サイトの運営をするのであれば、導入しておいた方がいいでしょう。上で紹介したGoogleアナリティクスのデータをチェックして、思うような効果が表れているのか、定期的に確認する習慣をつけましょう。