Googleアナリティクスを使ってスマホからのアクセスを解析する方法

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接続デバイスをスマホとパソコン分けて考える

スマホの普及によって、サイトへのアクセス状況は一変したと言っても良いでしょう。ほとんどのサイトにおいて、パソコンからのアクセスの割合は減り、スマホによるアクセスが急上昇しています。サイトによっては、8割以上のユーザーがスマホを使っているということもあり、スマホユーザーを重視する姿勢が求められます。実際に、Googleなどの検索エンジンでも、モバイルフレンドリーの姿勢を強めていて、よりスマホユーザーに優しいサイトに対して評価を高めています。SEO対策をするにしても、スマホユーザーへの配慮は欠かせないものなのです。

そこで、サイトを運営する際にも、パソコンとスマホは分けて考えるべきです。実際にアクセスしているユーザーがどのデバイスを使っているのかを知ることで、自サイトの傾向を確認できます。また、特に施策を取っているわけでもないのに、明らかにユーザー分布が偏っていることもあります。たとえば、現在はスマホからのアクセスが多いのが普通ですが、なぜかパソコンからのアクセスばかりであるという場合、サイトに何らかの問題があるかもしれません。スマホユーザーがアクセスしづらい作りであったり、サーバーの通信環境が悪くなっていたりといったことが考えられます。こうしたことが分かれば、適切な改善策を施すことにより、劇的にアクセスが伸びる可能性が生まれます。

スマホからのアクセスを確認する方法

Googleアナリティクスでは、簡単に使用しているデバイスごとの解析ができるようになっています。管理画面の左枠の「ユーザー」を展開し、「モバイル」をクリックします。まずはそこの「概要」を選ぶと、サマリー表示がなされます。基本データとして、「desktop」と「mobile」、「tablet」の三つに分けてデータが出ます。これらはパソコンとスマホ、タブレット端末からのアクセスであることを示しています。それぞれにセッション数やユーザー数などのデータが出ますので、比較がしやすいです。

もう少し細かくデータを比較したいということであれば、「モバイル」の「デバイス」という欄を選択します。ここを選ぶと、同じスマホでもどの端末からアクセスされているのかを見ることができます。ただし、個別での端末を表示していますので、かなり細かくなり、すべてを把握するのが難しいこともあります。少なくても、スマホでもiPhoneなのかAndroidなのかの区別をしておくと良いです。また、画面のサイズで分類して考えるというのも良いでしょう。

スマホとパソコンを分けてデータ解析をするのは大事なので、様々なデータを最初から分けて表示させることもできます。これはGoogleアナリティクスが持っているセグメントというやり方で可能です。左バーにある歯車マークの管理をクリックすると、中に「セグメント」という項目が出てきます。新たに表示される画面に「+新しいセグメント」というボタンがありますのでクリックします。その後、「テクノロジー」から「デバイスカテゴリ」を選んで、分けたい内容を任意でチェックしていきます。最後に設定を保存すれば、セグメント分けができます。この設定が終わると、様々なデータがパソコンとモバイル端末に分けて表示されるようになります。もともとサマリーでは、ユーザー属性としてデバイスごとに割合表示されていますが、それ以外のデータも個別に比較できるようになります。

アクセス解析したデータの活用方法

まずは、自サイトにパソコンとスマホからのアクセスがどんな割合でなされているか確認しましょう。スマホユーザーが明らかに少ないのであれば、モバイルフレンドリー対応に欠けている可能性があります。そもそもサイトがレスポンシブ対応となっていないと、この時代のSEO対策としてはかなり厳しい状況です。その上で、ページ読み込み速度をモバイルからだといくらになるかをチェックして、表示が遅いようなら改善をしなければなりません。画像サイズを縮小することや、モバイル用のページ表示をさらにシンプルにすることを検討しましょう。

また、同じスマホでも端末の構成を見るのも大事です。特に画面サイズを見て、小さな画面のものが多いようなら、テキスト間のスペースを空けたり、タップアイコンを大きくしたりして使いやすいページにしていきます。

まとめ

モバイル対応のサイトにしていくことは、SEO対策をするにしても、ユーザーにやさしく成果を上げるためにも欠かせないポイントです。そのためにも、まずはGoogleアナリティクスを使って自サイトのアクセスのユーザー属性をしっかりと把握しましょう。また、いくつかの異なる端末で実際にスマホによる閲覧を試してみて、自サイトがどのように見えているかを確認することも大事です。そうすることで、より集客力のあるサイトに成長させることができるのです。

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