Google Tag Assistantについて、機能や使い方を説明

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Google Tag Assistant(グーグル タグ アシスタント)ってなに?

Google Tag Assistant(正式名称:Tag Assistant Legacy (by Google))はGoogle Chromeの拡張機能で、サイトなどで使用しているタグの状況を確認する際に役立つ機能を備えています。

SNSでの使用がとくに知られていますが、タグを使用することでより多くの人に、自分の投稿に興味を持ってくれそうな人の目に触れる機会を作ることができます。

情報を絞り込むのに使うのがタグ

簡単に言えばタグとはネット上の「目印」とも言いかえれます。

サイトにしてもSNS上にしても膨大なページや投稿が存在しているわけで、多くの人の目に触れる機会を作るだけでなく、興味を持ってくれそうな人の目に触れる機会を作ることが非常に重要なポイントとなってきます。

Webマーケティングで言えば見込み客の獲得やコンバージョン率の向上と密接に関わってくる部分と言えます。

膨大な情報が存在するネット上においてユーザーがひとつのサイト、ページ、投稿に費やす時間は限られてきます。そのため何らかの形で情報を絞り込む作業が行われることが多いのですが、その際にタグがとても役に立ちます。

逆にWebマーケティングをする立場としては適切なタグを設定することで見込み客になってくれそうな人たちの「絞り込み」に残ることができるかどうかが売上増・コンバージョン率に直接関わってくる問題なのです。

タグの設定や確認に使う

言い方を変えればせっかくタグを設定していても、適切な設定の仕方ではない、うまく機能していないとなれば十分な効果が得られません。せっかくよいサイト・ページを作り、役立つ情報を掲載・投稿しているにも関わらずそれを必要としている人に届いていないかもしれないのです。

とはいえ、その設定したタグが機能しているかどうかを確認するのって「無理じゃね?」と思う方も多いでしょう。そんな問題を簡単にクリアできるツールがGoogle Tag Assistantなのです。

なお、このツールはタグの設定・確認だけに役立つだけでなく、より広くGoogle広告やキャンペーンマネージャー、タグマネージャーといったGoogleのサービスのタグを検証することでGoogleのサービスを活用したWebマーケティング全般のチェックを行うことも可能です。

Google Tag Assistantの導入方法

この拡張ツールは無料で利用できます。

導入に関してはまずGoogleのChrome ウェブストアにアクセスして「Tag Assistant」と検索。Tag Assistant Legacy (by Google)ページに移動したら画面右上にあるルート「Chromeに追加」のボタンをクリックします。すると確認を求める画面が表示されますから、「拡張機能を追加」ボタンをクリックします。

これでGoogle Tag Assistantのインストールが行われます。

なお正しくインストールされて使えるかどうかを確認したい場合にはChromeのブラウザの右上の隅にある確認するためのマーク(パズルのピースのような形をしたもの)をクリックし、「Tag Assistant Legacy(by Google)」があるかどうかチェックしましょう

Google Tag Assistantの利用方法

実際に使用する際にはChromeのブラウザからGoogle Tag Assistantのアイコンをクリックし、設定と確認を行っていきます。ここで注意したいのは現時点で(2021年現在)英語のみの対応となっている点です。

使い方そのものは画面の指示に基づいて行っていけばよいのでそれほど難しくありませんが、ある程度の英語力、もしくは英語翻訳サイトを使う手間が必要になるでしょう。

設定するとタグの解析が行われ、それぞれのタグが色分けされる形で結果が表示されます。これがGoogle Tag Assistantのもっとも重要な部分、どの色がどんな結果を示しているのか確認したうえでタグの状況を把握することになります。

タグの設定ができているかどうかは色で判断

緑色の場合は問題がなく、そのまま使い続けてもOKという結果です。

それに対して青色の場合は少し難ありで改善の余地がある。

黄色の場合はデータに影響を及ぼすリスクを抱えている。

赤色の場合は重大なミスが存在している、またはタグが正常に機能していない可能性があることを示しています。

ですから赤色のタグが出たらすぐにでもタグの再設定が必要です。

黄色、青色の場合にはまずどこに問題があるのかをチェックすることが求められます。このように色分けで結果が出るので最初の設定さえこなせればとくに英語力がなくてもタグの基本的な状態の確認は可能です。エラーが出た場合にはその結果の横にクエスチョンマークが表示され、それをクリックすることでエラーの詳細をチェックできます。

これは英語表示なのでやはりある程度の英語力は欠かせません。

レポート機能もある

また、レポートの機能も備えており、チェックの対象となったページのタグの発動状況をレポートの形で表示されます。

こちらも英語ですが、レポートの内容を検証することで「どうすればよりよいタグの設定、サイトづくりができるのか」のヒントを得ながら実際の改善策を探っていくことができるはずです。

なお、GoogleアナリティクスのヘルプではGoogle Tag Assistantのアラートメッセージの日本語訳と対処方法が知らされているページもあるので確認してみるとよいかもしれません。

まとめ

このように簡単にタグの状況を検証し、サイトの改善、Webマーケティングの向上を目指していけるのがGoogle Tag Assistantの大きなメリットです。

その反面、英語での活用となるので少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。

とはいえ、Webマーケティングの成果が思うように上がらない、しっかりタグの設定をしているはずなのに成果が実感できない、そんな疑問を抱えている企業にとってはとても魅力的なツールとなるのは間違いないでしょう。

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