サイトのアクセス分析をする無料のツールとしてGoogleアナリティクスがあります。どんなユーザーがどのくらいアクセスしているかを分析することで、より集客力強化するにはサイトのどこを改善すればいいかなどが見えてきます。Googleアナリティクスを利用するにあたって、押さえておきたい項目があります。その中のひとつがユーザーサマリーです。
ユーザーサマリーの役割
ユーザーサマリーとは、訪問者数や閲覧されたページ数などの基本的な情報を把握できるGoogleアナリティクスの項目の一つです。ユーザーサマリーを確認することで、その時点におけるみなさんのサイトの集客力を推し量ることができます。
Googleアナリティクスを使いこなすためには、ユーザーサマリーの果たす役割は大きなウエイトを占めています。というのも単純なアクセス数に留まらずに、より細かな情報を提供してくれるからです。例えばホームページの中でもどれだけのページが閲覧されているのか、ユーザーがサイトを閲覧するのに要した時間などがわかります。
さらにユーザーサマリーを確認するにあたって、過去からの推移をみるのも大事です。以前と比較して多くの人を集めることができているか、コンテンツが充実しているかなどを分析できるからです。より良いサイトにして集客力を高めるためには、ユーザーサマリーを活用しましょう。
サマリーレポートの見方
Googleアナリティクスにログインすると、図表がいろいろと出てくるはずです。この最初のページこそが、サマリーレポートになります。ちなみにほかの情報を分析して、サマリーレポートに戻りたければ、画面左のナビゲーションの「ユーザー」→「概要」の順番にクリックしてください。
サマリーレポートを見ると、7つの情報が表示されます。いずれもサイトの集客状況を把握するうえで重要な項目です。皆さんのサイトに何回訪問したかのセッション数、訪問したユーザー数、サイトの中でどれくらい見られたかを示すページビュー数、1回のセッションで何ページ見られたかのページ/セッション、1回のアクセスでどのくらいサイトに滞在したかの平均セッション時間、1ページ見たらすぐに離脱した人の割合を示した直帰率、新しく訪問したユーザーの割合を表した新規セッション率です。
ではサマリーレポートをどのように確認するかですが、まずは期間を指定しましょう。初期設定では直近1か月のデータの推移がわかりますが、この期間は自由に変更できます。右上にある日付ボタンをクリックするとカレンダーが現れるので、調べたい期間を指定しましょう。そして右側にある「適用」ボタンをクリックしたら、指定した期間の変動を確認できます。
サマリーレポートの中央部分に折れ線グラフが表示されているはずです。これは初期設定ではセッション数の推移を示しています。しかし自分で先に紹介した7つの項目のいずれかに自由に変更できます。グラフの左上に「セッション」というボタンがあるはずです。この部分をクリックすると、7つの項目が表示されます。自分の見たい項目を指定すれば、該当する項目のデータが折れ線グラフで示されます。
ユーザ情報を細かく調べる方法
サマリーレポートを駆使しても、かなりの自社サイトに関するデータが収拾されます。しかしより細かく情報を分析することで、自社サイトのユーザー傾向が把握できます。例えばユーザー属性を活用することです。ユーザー属性とは、皆さんのサイトにアクセスしたユーザーの年齢層や性別の内訳が判明します。自社サイトにどんな人がアクセスしているのかがわかれば、その人たちに合わせたコンテンツを提供することでアクセス数を増やせます。
画面左側のナビゲーションの中の「ユーザー属性」→「概要」の順番でクリックしてください。すると左側には年齢ごと、右側には男女比のデータが表示されます。左上のところにプルダウンできるタブがあるはずです。ここを変更することで直帰率など、ほかのデータについてもグラフで示してくれます。
ナビゲーションの中に「モバイル」というメニューがあるはずです。「モバイル」→「概要」の順番でクリックすると、皆さんのサイトにどのデバイスを使ってアクセスしているかがわかります。ちなみに「desktop」がパソコン、「mobile」がスマホ、「tablet」がタブレット端末からのアクセスを意味します。もしスマホからのアクセスが多ければ、スマホで読みやすいレイアウトに変更するとよりアクセス数が増えるかもしれません。
まとめ
Googleアナリティクスを活用するためには、まずはユーザーサマリーをチェックする習慣をつけるといいでしょう。ユーザーサマリーだけをチェックするだけでも、みなさんのサイト内における様々な訪問者の傾向が見えてくるからです。そして使い方に慣れてきたら、より詳細な分析を必要に応じて進めていくといいです。