Googleアナリティクスの行動メニューとは?
Googleアナリティクスには、「カスタム」「リアルタイム」「集客」「行動」「オーディエンス」「コンバージョン」「管理」という6つのメニューがラインナップされています。
その中の「行動」メニューでは、Webサイトを訪問したユーザーがサイト内でどんなページを閲覧したのかといった、行動に関する情報をデータ分析することができます。
具体的には、ページビュー数やページ別の訪問者数、直帰率や離脱率に関しても、データ化できます。
また、1つのページに平均どのぐらいの時間を滞在していたのかという点も数値化できるため、ユーザーがページを最後まで読んでくれたのか、またはどのぐらいまで読んでくれたかという情報を把握できます。
例えばユーザーの滞在時間が確認できる
一般的には、ユーザーが1,000文字読むのにかかる時間は1分と考えられます。
1分程度滞在してくれたユーザーならじっくり記事を読んでくれたと考えることができますし、数秒程度ならサッと流し読みしたのか、知りたい部分だけを読んだのかな、と予測できます。
こうしたユーザーの行動に関しては、サイト全体でのデータを数値化できるだけでなく、ページごとに情報を抽出することもできます。
ページごとの情報を分析すると、どのページが人気があるかが分かりますし、改善やリライトの必要がある記事はどれかという点も把握しやすくなります。
ランディングページで初回訪問ページで確認する箇所は「セッション数/直帰率/コンバージョン率」
外部からの訪問者が最初に訪れるランディングページでは、セッション数と直帰率をデータ分析することをおすすめします。
セッション数
セッション数とは訪問数のことで、1人のユーザーが1回の訪問で何ページを閲覧したかに関係なく、訪問数が何回あったかという点を数値化したものです。
セッション数が多くなると、ユーザーからのニーズが高いWebサイトと言えます。
直帰率
直帰率は、ユーザーがWebサイトの最初の1ページだけを閲覧しただけで離脱してしまった割合を指します。
ランディングページでは特に、直帰率は大切な要素だと考えられます。
ランディングページで直帰率が高いということは、ユーザーが最初のページを見ただけで離脱したということで、ユーザーはサイト内の他のページには興味すら持たなかったと考えられます。
この場合には、ランディングページのデザインやレイアウト、色遣いなど、ユーザーがもっと見たくなるような工夫をすることが必要です。
コンバージョン率
コンバージョン率も、ランディングページではデータ分析したい項目の一つと言えます。
特に、有料検索や広告動画などから流入したユーザーの場合には、ランディングページ内でキーワード検索をし、お目当ての商品に直行する可能性があります。
どんな経路で流入したユーザーが、どのぐらいのコンバージョンに貢献してくれているのかという点を把握することで、広告形態を見直すなど、コンバージョン率を高めるための対策方法を見つけやすくなるでしょう。
すべてのページで全コンテンツの訪問数、滞在時間、離脱率を見る
ユーザーの行動を分析する上で、サイト内の全てのページごとに、訪問数や滞在時間、そして離脱率をデータ化することも大切です。
サイト内のページには、多くのユーザーの興味や関心を引くページもあれば、そうでないページもあります。
できるだけユーザーの興味が高いページを増やせば、それがコンバージョン率のアップにもつながるでしょう。
ページごとの訪問数や滞在数に関しては、上記で説明した通り、サイト内におけるユーザーの行動や、どこまで記事を読んでくれたのかという点を予測できる材料として活用できます。
離脱率
また、ページごとの離脱率に関しては、どのページがそのユーザーにとってサイト内で最後のページになったのかを知る上で、とても重要です。離脱率が高いページは、ユーザーの興味がそれ以上続かなかったということなので、別のページへナビゲートするための導線を貼るなどの工夫をすることで、離脱率を低く抑えられます。
ユーザーの興味を引く
さらに、Googleアナリティクスとは異なるサイト内検索キーワード機能などと併用すれば、サイト内でユーザーがどんな情報を知りたいと思ったのかという点も把握できます。
ユーザーの興味や関心に合わせたサイト内容にすることによって、より多くのユーザーにとって魅力的なWebサイトとなるのではないでしょうか。
まとめ
Googleアナリティクスでは、Webサイト運営者が知りたい情報を多岐にわたってデータ分析することができます。
その中の「行動」においては、サイト内でユーザーがどんなページをどのぐらい時間をかけて閲覧したのかという点だけでなく、どのページからの離脱が多いのかなど、情報を数値化することによって改善が必要なページが分かり、どこを改善すればコンバージョンが改善するか仮説を立てることができます。