Googleアナリティクスを使ってYahoo!プロモーション広告の結果を調べる方法
Webマーケティングにおける集客方法として、Yahoo!プロモーションを利用している企業は少なくありません。Yahoo!では、YDNやYahoo!スポンサードサーチなど集客効果が高いマーケティングツールを提供しており、Googleと合わせて使うことで、より高い効果を得ることができます。このYahoo!プロモーション広告でどのぐらいの集客ができているのかは、Googleアナリティクスを使って状況を把握することができます。
Googleアナリティクスのデフォルト設定では、Yahoo!プロモーション広告からのユーザー流入状況は、Yahoo!という一つの大きなくくりに含まれています。Yahoo!といっても、Yahoo!プロモーション広告からの流入もあれば、検索エンジンのYahoo!もあるわけで、これらをまとめてしまうのでは、広告からの流入がどのぐらいあるのかを把握することはできません。しかし、Googleアナリティクスの設定を少しカスタマイズすることで、現在使っているGoogleアナリティクスの中に、Yahoo!プロモーションからの流入がどのぐらいあるのかを簡単にデータ化し把握できます。Yahoo!検索からの流入は別のものとして数値把握ができるため、広告による効果がより詳しく把握しやすくなります。また、Yahoo!プロモーション広告以外のSNSへ広告掲載している際には、区別しながら比較することも可能です。
リンク先URLへパラメータを設定する
Googleアナリティクスを使って検索エンジンのYahoo!からの検索流入と、Yahoo!プロモーション広告からの流入状況を把握するためには、まずYahoo!プロモーション広告に張られているリンク先URLに、パラメータを設定する作業が必要です。例えば、Yahoo!プロモーション広告の中でもリスティング広告を出しているなら、そのリンク先のURLに対して、「これはリスティング広告をクリックしたユーザーによるセッション」を示すパラメータを付けます。こうすることで、Googleアナリティクスがそれを認識し、特定のパラメーターを指定することによって、Yahoo!プロモーション広告からの流入を正確にカウントできます。
具体的に、Yahoo!プロモーション広告のリンク先URLにパラメータを設定するためには、何をすれば良いのでしょうか?これは、URL生成ツールを使うのが便利です。Googleアナリティクスでは、無料でCampaign URL Builderというツールを提供しています。これを使うことによって、5種類のパラメータから選択してURLに付与できます。
5種類のパラメーターは、それぞれ特徴が異なります。1つ目のutm_sourceは、Yahoo!やFacebook、Twitterなどリンク元のサイトを識別できます。広告掲載がYahoo!プロモーション以外に複数ある場合には、このパラメータが便利です。
2つ目のutm_mediumは、ディスプレイ広告やアフィリエイト広告などキャンペーン媒体を識別できるパラメーターです。
3つ目のutm_campaignは、キャンペーン名やテーマを識別でき、複数の広告を期間限定で掲載している時に便利なパラメーターです。
4つ目のutm_termは、リスティング広告のキーワードを示してくれるパラメーターです。
5つ目のutm_contentは、類似性のあるキャンペーンのコンテンツを識別でき、テキストやバナーなどを区別したい時におすすめです。
広告運用しながらサイト改善をしていく
Googleアナリティクスを使ってYahoo!広告プロモーションの流入状況が把握できると、どんな広告がユーザーを引き寄せているかが分かる他、時期的な流入状況を比較したり、Yahoo!広告以外のメディアとの広告比較をすることもできます。さまざまなデータを分析することによって、広告からの流入数を増やしたり、コンバージョン数をアップするための対策を立てることもできるのではないでしょうか。
広告の運用とサイトの改善は、流れ作業で行わなければいけません。作業工数としてはまとまった時間がかかってしまうことは多いのですが、コツやポイントを掴むことによって、効率的に正しい方向性でサイト改善ができるでしょう。
まとめ
Googleアナリティクスを使うと、Yahoo!広告プロモーションからの流入数と、検索エンジンのYahoo!を使ったキーワード検索による流入数を区別してデータ分析ができます。パラメーターの設定には、Googleアナリティクスが提供するURL生成ツールを使うのがおすすめです。どのような広告をどのように掲載しているのかという点を踏まえた上で、5種類あるパラメータの中からニーズに合わせて選択すると良いでしょう。