動的検索広告(DSA)の運用方法を学んで効率的な集客につなげる

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動的検索広告について

動的検索広告はDynamic Search Adsの略で、DSAと表記されることもあります。これは運動型広告の一種で、Google広告やYahoo広告が自動的に広告を表示してくれるという特徴があります。動的検索広告はリスティング広告ですが、通常のディスプレイ広告の場合には、広告を出稿する際にキーワードや説明文などを設定しなければいけません。しかし動的検索広告の場合には、広告のプラットフォーム自身がWebサイトの内容をチェックしたうえで、自動的に設定を行い、必要に応じて出稿してくれるのです。

動的検索広告のメリットとデメリット

動的検索広告には、たくさんのメリットあります。1つ目のメリットは、広告ごとに設定を行う必要がない点です。Google広告やYahoo広告が自動的に適切な設定をして広告を出してくれるため、広告を出す側で設定をする必要はありません。

2つ目のメリットは、検索されやすいキーワードに対して出稿できる可能性がある点です。広告プラットフォームが自動設定してくれる際には、穴場的なキーワードを抽出してくれます。人間の作業では漏れてしまうなキーワードをピックアップしてくれる点は、大きなメリットです。

3つ目のメリットは、トラフィックが増加することでコンバージョン率のアップにつながる点です。ユーザーのキーワード検索によって露出が高まり、アクセス数が増加します。より多くのユーザーが流入すれば、コンバージョン数も上がることが期待できるでしょう。

それでは、動的検索広告にはどんなデメリットがあるのでしょうか。1つ目のデメリットには、広告見出しを自身でつけられない点があります。広告に関する設定は、全て動的検索広告が行うため、広告主が自由に決めることはできません。

2つ目のデメリットは、キーワードごとの入札単価を調整できない点です。これも上記と同じように、動的検索広告が自動的に行うため、予算に合わせて入札単価の調整などはできません。

動的検索広告がよく使われるサイトとは

動的検索広告は、全てのWebサイトに適した広告形態ではありません。よく使われているサイトには、販売している商品の数が多いサイトや、ページ数が多いサイトなどがあります。広告を出したいけれど、全ての商品に関して出すのは予算的に大変だという場合には、動的検索広告を利用することによって、自動的に広告プラットフォームが設定してくれるため、手間を省くことができます。

また、広告を出しているけれど効果がイマイチというサイトでも、動的検索広告はおすすめです。この場合、キーワードが的外れだったり、なかなかユーザーに検索してもらえないようなことがあるものです。動的検索広告を利用することで、自動的にキーワード設定が行われるため、ユーザーに検索してもらいやすい穴場的なキーワードなどがついて、効果につながる可能性が期待できます。

運用開始をする前のポイント解説

動的検索広告の利用する際には、事前に成果につながりにくいページやキーワードは除外しておくことが必要です。除外指定をしない場合には、動的検索広告はサイト内の全てのページを分析した上で、キーワードをピックアップします。会社概要やプライバシーポリシー、また在庫切れのページなどからもキーワードをピックアップしてしまうことになるでしょう。そうした事態を避けるためには、事前に除外設定をすることをおすすめします。

また、サイト内にSEO対策を行っておくことも、動的検索広告運用前に行っておきたい作業です。動的検索広告では、広告のタイトルを設定することはできませんが、Webサイトのタイトルや説明文は事前に設定したり見直すことは可能です。見出しのタグなど細かい部分も含めた内部対策をすることで、動的検索広告の効果を最大にできるでしょう。

設定の方法

Google広告の動的検索広告を利用する場合には、Google広告の管理画面内のキャンペーン内で行います。新しいキャンペーンを作成するステップを使って動的検索広告の設定をすると良いでしょう。

まず最初に、キャンペーンの詳細設定画面で、広告を出したいサイトのドメイン名を入力します。次に、広告グループの種類を決めますが、この時に動的広告へ切り替えてください。そうすると、サイトの説明文を設定できるので、できるだけキーワードを盛り込みながら設定しましょう。その際、見出しやURLなどは自動設定されるので、広告主が設定する必要はありません。

まとめ

広告を出していても効果がイマイチというWebサイトや、広告を出したい商品がたくさんあり過ぎて悩んでしまうというサイトなら、動的検索広告を設定することによって、プラットフォーム側が自動的に広告設定をした上で出稿できます。メリットもあればデメリットもいくつかあるため、サイトの特徴を考えた上で賢く選びたいものです。

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