コラム

インスタグラム広告の基礎知識を学ぶ

最終更新日:2022年03月29日

インスタグラム広告(Instagram広告)について

Meta社が手掛けているSNS、Instagramはアクティブアカウント数が非常に多く、日本でも人気です。インスタグラム広告はInstagramに出稿できる広告で、デジタルマーケティングの世界で大きな注目を集めています。

インスタグラム広告が選ばれる理由

フォローしているアカウントの投稿を見るのがInstagramの基本的な使い方ですが、インスラグラム広告はフォロー済みアカウントの投稿に挟まる形で配信されるため、自然な形でユーザーに届きやすいのが魅力です。Meta社は実名制のSNS、Facebookも手掛けており、InstagramとFacebookの両方に登録しているユーザーに関しては、高精度なターゲティングが期待できます。用意されているターゲティングをうまく使い分ければ、Instagramのみに登録しているユーザーにも効率よく広告を届けられるでしょう。

インスタグラムで利用できる広告の種類と説明

インスタグラム広告で利用できる広告は全部で6種類で、それぞれ形や表示される場所が異なります。写真広告は、テキスト入りの画像が投稿の中に表示されるオーソドックスな形式で、サイズは5種類です。動画広告は、写真広告と同様にアカウントの投稿に混じって表示される広告で、動画は自動的に再生されます。ストーリーズ広告は、ストーリーズという24時間で消える投稿の中に表示される広告で、広告の形式は画像か動画です。すぐに消えるというストーリーズの気軽な性質を好む利用者は多く、ターゲットによっては写真広告や動画広告よりも効果が期待できます。カルーセル広告は、複数の画像や動画で構成されており、ユーザーのスワイプにより表示が変化する広告です。ストーリー性のある広告で商品やサービスを宣伝したい場合、カルーセル広告が役立ってくれます。コレクション広告も複数の素材で構成されており、詳細の確認や購入の手続きができるカタログが、メインの画像や動画の下に表示されるのが大きな特徴です。発見タブ広告は名前の通り発見タブに表示される広告で、発見タブとは新しい情報、コンテンツを探す際に役立ってくれるInstagramならではの機能です。ユーザーは新しい何かを求めて発見タブを利用するので、発見タブ広告でうまくアプローチすれば、自社の商品やサービスの情報を効率よく届けられます。

ターゲティングの種類について

インスタグラム広告で利用できるターゲティングは3種類で、その中で最もオーソドックスなのがコアオーディエンスです。InstagramとFacebookの登録情報を元に、住んでいる地域、年齢、性別などの属性を設定してターゲットを絞り込みます。カスタムオーディエンスは、自社の顧客リストがある場合に利用できるターゲティングです。顧客リストと一致するユーザーに広告を表示させる、顧客リストと一致するユーザーに広告を表示させないようにする、などの設定を行えます。類似オーディエンスはカスタムオーディエンスを前提とした手法で、カスタムオーディエンスで使用する顧客リストを元に、顧客と似た傾向を持つInstagramユーザーをピックアップするターゲティング手法です。

各課金方式について

インスタグラム広告の課金方式は3つで、CPMとも呼ばれるインプレッション課金は、広告の表示回数に応じて課金されます。CPCとも呼ばれるクリック課金は、広告内のリンクがクリックされた場合に課金される方式です。ThruPlayとも呼ばれる動画再生課金は、15秒以上広告の動画が再生されたときに課金されます。

広告の配信方法

まずはFacebookの右上の設定をクリックし、左側のメニューからInstagramをクリック、ログインボタンからユーザーネームとパスワードを入力して両SNSのアカウントをリンクさせてください。続いて「Facebook for Business」の広告マネージャにアクセスし、右上の「広告を作成」ボタンから広告を作成します。マーケティングの目的を選んだら次は広告セットの作成で、ここはターゲティング方法、広告の配置、予算や掲載期間を選択するところです。広告の配置が初期設定のままだとFacebookにも広告が配信されるので、Instagramにだけ広告を配信したい場合は設定の変更が必須です。次にアイデンティティで広告を配信するアカウントを、続けて見出しやテキスト、先に書いた広告の種類などを設定します。プレビューを確認した上で注文を確定させれば、インスタグラム広告配信の手続きは終了です。

広告配信前におさえておくポイント

近年、ユーザーの広告に対する目線は相当に厳しくなっており、広告の内容によっては広告主に対しての印象が悪化する恐れがあります。Instagramは自分のペースで利用できるSNSのため、そこに商業色の強い宣伝を入れると、却ってユーザーの不満を溜めかねません。押し付けがましくなく、それでいて関心を寄せてもらえるようなバランスのよい広告作りが必要です。

まとめ

インスタグラム広告には自然な形で広告が配信されるというメリットがあり、ターゲットに合った広告を用意できれば、相当の宣伝効果が期待できます。(2021年現在)

執筆者

三浦 巧

三浦 巧 / 集客アドバイザー

オンライン・オフライン問わず集客をお手伝いしています。イメージ広告よりもダイレクト広告が得意で、割と幅広い情報に精通。企業は営業特化型よりも総合力が高い方が強いがモットー。

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