LINEをプロモーションに活用する

日常的に家族や友人とコミュニケーションを取るために使われているアプリケーションLINE。2011年からサービスがスタートし、世界中で利用者が増え続けています。国内でも着実にユーザー数を増やしており、月間のユーザー数は8,900万人を超えるまでに成長しています。このアクティブユーザーの数値は他のSNSと比較しても高いため、多くの企業がプロモーションに活用しています。LINE利用者の約85パーセントが一日に一回以上使用しているため、LINEでプロモーションを行うなら、より多くのユーザーの目に付きやすくアピールしやすいといった利点があります。

目次

LINEをプロモーションに活用する

プロモーションにおいて、LINEには他のアプリケーションにはない様々な強みがあります。1つは、配信先が豊富であることです。LINE広告と聞くと、タイムラインやトークリストといったLINE内のプロモーションのみを想像する人が少なくありません。そのため、配信先が限られており、その分ユーザーにも届きにくいのではないかという誤解をしている場合があるようです。とはいえ、実際はLINE内だけではなく関連サービスにも配信するため、多くのユーザーにリーチできます。具体的に挙げると、タイムラインやトークリスト、またLINEニュースに広告を配信できます。その他のサービスでは、LINE漫画やBLOG、ポイントクラブやショッピング、ウォレットやマイカード、またLINEチラシやクーポンといったバラエティに富む様々なサービスに配信できます。その他にも独自の広告ネットワークでの、3rdパーティーのアプリに向けた広告の配信も行う事ができるため、より幅広いユーザーにアプローチが可能です。

配信先の豊富さに加え注目できるのは、広告配信する際の機能が豊富で、目的に合わせた設定ができるという点です。主な機能は、性別や年齢、ユーザーの興味関心や地域といったデモグラフィックに基づいた配信や、ユーザーの情報を利用して限定して広告を配信するオーディエンス配信があります。また、顧客の情報に似たユーザーに向けて行う類似配信や、友達登録をしているユーザーの中のターゲットに向けた配信を行う機能もあります。その他にも、AIによる自動最適化配信、また配信面や期間を設定できる予約型の広告などの機能があります。

LINE Ads Platformについて

LINE Ads PlatformはLINEのアプリにおいて広告を配信できる機能です。タイムラインやブログ、漫画やニュース、またポイントで広告が配信できました。2020年の1月に名称が変更され現在はLINE広告と呼ばれています。機能の大部分が、LINE広告にそのまま引き継がれています。

広告配信までの流れ

LINE広告を配信するには、まずLINEのビジネスIDの作成が必要です。発行は、LINEのアカウントかメールアドレスで行う事ができます。

発行の手順はまず、LINEの公式サイトにアクセスし、オンライン申し込みを選択します。メールアドレスを登録すると、登録用のURLが記載されたメールが送信されます。利用規約に同意し画面を進むと、管理画面が表示されますのでログインしましょう。

次に広告の配信に必要な広告アカウントの作成を行います。作成には、LINE公式のアカウントの入力が必要ですので、持っていない場合は事前に作成しておきます。広告アカウント作成の手順としては、まず画面上の新しい広告のアカウントを作成するボタンをクリックします。次に、請求先と広告主の情報を入力し、広告を配信したい商材の情報も入力します。LINEの公式アカウントの登録を行ったら次に、クレジットカードの情報の登録に移っていきます。登録の手順は、まず設定画面の「請求と支払い」を開きます。請求先の一覧が表示されますので、希望のクレジットカード請求先を選択し、クレジットカードを追加するボタンをクリックします。その後、カードの番号や有効期限などを入力します。

カード情報の入力が終わったら、クリエイティブ登録とLINEのタグを設置していきます。タグの設置は、公式サイトに説明されていますので確認して行うようにしましょう。クリエイティブ登録は、広告マネージャーの画面左上にあるタブを開き、共有ライブラリの中からメディアをアップロードします。次に、広告の配信設定を行いクリエイティブと紐付けしていきます。その後、審査に通過すれば広告の配信が始まります。審査完了まで、およそ10営業日ほど時間がかかりますので、余裕をもって準備していく必要があります。

LINE広告の費用感

LINE広告にかかる費用ですが、比較的リーズナブルな価格設定となっています。最低出稿金額も設定されていないため、低予算で広告の配信を行う事もできます。とはいえ、予算が低いと成果が上がらない可能性があります。なぜなら、コンバージョンの最適化には40件ほどのデータが必要ですが、低予算だと40件に及ばず、機械学習ができないといった事態が生じるからです。必要データを集めるためにも、最初は余裕を持った予算でスタートするのがおすすめです。

まとめ

国内で多くの人に支持されているアプリ、LINE。LINEにてマーケティングを行うなら、幅広い年齢層のユーザーに広くアプローチできます。広告配信までの手順が比較的簡単であることや、少ない予算でも始めることができるのも魅力の1つです。LINE広告を効果的に使って、さらなる集客や販売促進を目指していきましょう。(2021年11月現在)

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