Facebook広告について
Facebook広告とは、2004年に誕生したFacebookに掲載する広告です。広告の掲載はFacebookを利用しているユーザーがメインですが、Facebookユーザーは全世界に25億人以上いて、日本国内にも多くのユーザーがいます。国内におけるアクティブユーザー数は、毎月2,600万人以上で、40代ユーザーを中心として幅広い年齢層のユーザーがいます。
広告配信先と表示箇所
Facebook広告では、Facebookアプリ内に掲載される他、個々にコミュニケーションができるMessenger(メッセンジャー)、その他にはInstagram(インスタグラム)やAudience Network(オーディエンスネットワーク)などへの表示が可能です。
このうちAudience Networkというのは、Facebook審査を通過したアプリやサイト、サードパーティのことで、ニュースアプリやグルメアプリなどが含まれています。Facebook広告を出すと、こうした関連サイトへも広告が掲載されるため、より多くのユーザーの目に留まります。
Facebook広告が表示される箇所は、パソコンとスマホとでは若干異なります。どちらも、ニュースフィードエリアには表示されますが、パソコンの場合にはサイドメニュー部分へも表示されます。
Facebook広告の特徴とメリット
Facebook広告は、より精度の高いターゲティングができる特徴があります。ユーザーのプロフィールやエリア、閲覧履歴などを細かく分析した上で、広告効果が高いユーザーを選んで表示できます。ユーザーにとっては、興味がありそうな広告を中心に掲載されるため、広告を見ることが楽しいというポジティブな効果も期待できます。
またFacebook広告は、他のアプリやサイトとの連携が多く、Facebook以外の場所でも掲載してもらえるメリットがあります。Facebookを使用しているユーザーは多いですが、ニュースアプリやグルメサイトなら、Facebookユーザー以外へもアピールできます。
Facebook広告で利用できるフォーマットの種類
Facebook広告のフォーマットには、たくさんの種類があります。最もベーシックなのは写真や動画とテキストを組み合わせたもので、サイトや商品ページへ誘導したい時に便利です。まだ、動画やスライドショーを利用することで、ストーリー性のある広告を掲載することもできます。その他にも、複数の写真を掲載できるカルーセルや、メッセンジャー内での広告掲載も可能です。
Facebook広告では、細かい商品設定やショッピングができるコレクションというフォーマットや、ゲーム実況に便利なフレアブル、モバイルデバイスならフルスクリーンで広告表示ができるインスタントエクスペリエンスなど、たくさんのフォーマットがあります。
広告費用について
Facebook広告は、インプレッション課金(CPM)に加えて、クリック課金(CPC)や最適化インプレッション課金(OCPM)の費用設定から選べます。表示されるだけで広告費用が発生するものや、ユーザーがクリックして初めて費用が発生するものなど、広告の種類に応じて選べます。
その他には、アプリのインストールやページを「いいね!」してもらえた場合、動画を10秒以上再生した場合など、キャンペーンの目的ごとに課金対象を変える事も可能です。
Facebook広告の階層構造について
Facebook広告では、広告キャンペーンの中に複数の広告セットが存在し、それぞれのセット内に独立した広告が位置するという階層構造となっています。この階層構造を理解することで、より効率的に低い広告単価で効果的な広告を掲載できるでしょう。
このうち、キャンペーンというのは広告の目的によって設定します。広告セットというのは、ターゲット別に設定するもので、それぞれのターゲットごとに複数の広告を出せます。
どのようなユーザーが使うのか
Facebook広告は、他の広告媒体と比較すると、より精度の高いユーザーターゲティングができるという特徴があります。ターゲティングに関しては、ユーザーのプロフィール情報を元に掲載広告を抽出するコアオーディエンスを始め、ユーザーの媒体に保存されているアクセス履歴などを元に抽出するカスタムオーディエンス、そしてカスタムオーディエンスを元に、類似性のある広告を抽出する類似オーディエンスなどがあります。
Facebook広告は、おもにFacebookユーザーを対象としていますが、関連するサイトやアプリへも掲載されます。そのため、多くのユーザーが使える広告と位置付けらるでしょう。
成果を出すための条件
Facebook広告で成果を出すためには、商品の良さを伝えられるクリエイティブな広告を作成することと、ターゲット層を明確にした上で、Facebook広告のターゲティング機能を最大限に活用することが条件となります。また、広告は継続的に運用しながらターゲティングや広告内容を改善することで、より大きな成果が期待できます。
まとめ
Facebook広告は、Facebookユーザー以外にも露出できる広告形態です。より高い精度でのターゲティングが可能となり、広告のフォーマットを工夫することによって成果を最大限にできます。