【初心者向け】Facebookの運用を学ぶ

目次

Facebook広告をするまえに入れておきたい知識

Facebook広告は、出稿するだけで簡単にユーザーを獲得できるわけではありません。出稿する前のプランニングがとても大切ですし、プランニングで失敗すると、せっかくFacebook広告を出しても、効果がイマイチという残念な結果になってしまうことも多いのです。

Facebook広告をする前に知っておきたいポイントは、いくつかあります。1つ目のポイントは、目的を明確に設定することです。解決したい課題は何かを拾い出したうえで、どんな目的で広告を出すのかを設定します。オンラインや店舗での販売促進を目的としているのか、それともポテンシャルユーザーの獲得が目的なのか、また知名度や認知度を高めたいのか、イベントへの集客目的なのか、またWebサイトへのアクセス数を増加させたいのかなど、目的によってどんな広告をどのように出すのが効果的なのかは異なります。

2つ目のポイントは、Key Performance Indicator(KPI)を決めることです。KPIは、目標を達成する中で、その達成度合いを評価するために使用する指標の一つで、目的達成に向けてどのぐらい近づいているのかを視覚化するという方法です。具体的には、カタログのダウンロード数や、広告でゲットしたクーポンが店舗で何回使われたか、またアンケートの集計結果などが挙げられます。

KPIは、FacebookページやWebサイトへのユーザーの反応を測定することもできます。例えば、PVが何パーセント増えたのかとか、動画が何回再生されたのかなど、数値化できるデータはたくさんあります。

3つ目のポイントは、Facebook広告ターゲットや内容を設定することです。商品やサービスの宣伝をする際には、ターゲットを絞り込むことによって広告のコンセプトを考えやすくなります。いつ誰に、どこで何をどのようにアピールするのかという5W1Hを活用し、Facebook広告作成する前のプランニングの段階できちんと設定しておくことが必要です。

4つ目のポイントは、Cost Per Action(CPA)を設定することです。広告費にいくらかかっても構わないという潤沢な資金がある企業なら、コストの心配は必要ないかもしれません。しかし多くの場合には、広告費の予算があり、予算内でできるだけ宣伝効果を最大にする必要があります。CPAは、商品を購入したり資料を請求するなど、設定したコンバージョンを1つ得るためにかかるコストのことです。

CPAは、どんな商品やサービスを販売したいのか、またコンバージョン率がどのぐらいかという点によって変わります。例えば、1つ販売することで2万円の利益が出る商品をFacebook広告で宣伝するとしましょう。もしも50件に1つという割合で購入されているとしたら、1件あたりにかけられるコストは、2万円÷50=400円となります。つまり、広告の表示1回にかかるコストが400円以下でなければ、利益が出ない計算となるのです。予算内で効果を最大にするためには、CPAの計算をあらかじめしておくことが大切です。

Facebookの運用するときに意識してほしいこと

Facebook広告を運用する際には、いくつかの点を意識する事で、継続的に高い宣伝効果を維持できます。

1つ目に意識したい点は、宣伝したい商品やサービスへの理解度を深めることです。特にFacebook広告においては、画像や動画などのビジュアル面が、ユーザーに大きな印象を与えます。できるだけ解像度が高く、鮮明で印象に残るような素材を使い、ユーザーへ視覚的に訴えましょう。また、商品のコンセプトを明確にし、よりクリエイティブな広告に仕上げることで、多くのユーザーを取り込みやすくなります。

2つ目に意識したい点は、Facebookユーザーの地域性も考慮することです。ネットを使ったサービスなら、ユーザーのロケーションは大きな影響が出にくいでしょう。しかし店舗型のサービスでは、ユーザーの地理的な属性によって、反応は大きく変わります。Facebook広告を運用する際には、広告をどんなユーザーに掲載するのかという点をしっかりと絞り込むことで、広告の効果を最大にできます。

3つ目に意識したい点は、パソコンユーザーだけでなくモバイルユーザーに最適化された広告を考えることです。Facebookへのアクセスは、パソコンよりもモバイルの方が圧倒的に多く、日本国内でもFacebookユーザーの90%以上はモバイルからのアクセスという統計もあります。そのため、広告配信においてもモバイルを意識することがとても重要です。

まとめ

Facebook広告を掲載する際には、事前にプランニングを行い、広告の目的やコスト面を設定することから始めましょう。Facebookへのアクセスは、パソコンよりモバイルの方が圧倒的に多いため、広告はモバイルユーザーに最適化されたものがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる