コラム

Facebook広告におけるターゲティングと運用心得を学ぶ

最終更新日:2023年11月29日

Facebook広告のターゲティングについて

オンラインマーケティングにおいて、成果率に大きく影響するものとして、ターゲティングは慎重に行う必要があります。それぞれの広告メディアで異なるターゲティングの設定がありますが、Facebook広告は3つのタイプに分けて考えています。「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」というもので、それぞれにユーザー層の分類の仕方が異なります。

「コアオーディエンス」ですが、最も一般的なターゲティングをする手法となり、ユーザー属性をいくつかの条件で設置できます。たとえば、ユーザーが住む地域やその性別、年齢といった点です。マーケティングにおける条件設定の基本となるポイントを選べますので、まずはここを使うことになります。その上で、ユーザーの関心や行動傾向によっても設定ができます。具体的には、Facebookのどのページに「いいね!」をしているのか、アプリの使用状況といった点により分類をします。

「カスタムオーディエンス」は、Facebook以外の自サイトや実際の購買経験者などの顧客から絞り込みができるのが特徴です。自社カスタマーとFacebookによるアクセス解析のデータを組み合わせて、一定の条件に合致するユーザーだけを抽出できます。より精密なターゲティングができますし、リピーターを作るのに適しているというメリットがあります。

「類似オーディエンス」」は、基本的に上記の「カスタムオーディエンス」と関連が深い機能です。カスタムオーディエンスのリストに載せられているユーザーと、関心や属性などが似通っている他のユーザーを、Facebookが見つけてターゲティングするというものです。既存顧客と嗜好や行動傾向が近いため、潜在顧客として可能性が高いのが特徴です。

どのようにターゲティングしていくのか

「コアオーディエンス」を使ってターゲティングするに当たっては、Facebook広告の管理画面の「オーディエンス」メニューから設定を行います。「オーディエンスの作成」を選ぶと、ユーザー属性を指定できるようになっています。たとえば、「地域」の項目では国や国内の地方、都市を絞り込めます。地域の条件もいくつかあり、そこに住んでいる人だけでなく、最近までその地域にいた人も含められます。さらに、該当地域を旅行している人をターゲットとすることができます。商材の特性によって、居住者をメインとするのか、短期滞在者も対象とするのかを考えて選択しましょう。

他にも、年齢や言語、性別といった一般的な項目でも絞り込んでいけます。その際、選択肢の右側に想定ボリュームが、選んだ内容に基づいて表示されます。幅広い層に訴求したいのであれば、このボリュームが大きな状態で留まるようにします。一方で、かなり的を絞ってアピールをするのであれば、選択肢を狭め、ボリュームが小さくなるようにしていきます。

「カスタムオーディエンス」では、自社サイトと連携させてターゲティングをしていくことが想定されています。そのためには、「Facebookピクセル」というツールを使って、Facebookとサイトの両方にアクセスしたユーザーを照合する必要があります。解析ができると、両方にアクセスしたユーザーのうち、自社サイトに滞留する機会が多い人をピックアップできるようになります。基本的には、滞在時間が長いユーザーほど関心度が高く、購買に結びついている可能性が高いです。この滞在時間の幅を調整することで、ユーザーボリュームを変化させることができます。これを使って、ターゲティングの度合いを決定できるわけです。

「類似オーディエンス」は、上記のカスタムオーディエンスからの情報を引き継ぎ、さらに顧客を絞り込んでいくターゲティングをします。たとえば、コンテンツ再生回数が複数あるとか、購買履歴が5回以上あるといった感じで、細かくユーザー行動を指定して絞り込んでいけます。

フェイスブック広告運用の心得

Facebook広告運用では、上記のような機能を駆使して、ユーザーの絞り込みを細かく行っていくことがポイントとなります。条件がかなり細かく指定できますので、それに当てはまるボリュームがどのくらいになるのかを、随時見ながら調整します。絞り込みが深いと対象ユーザーは減りますが、成果率は高くなります。逆に、緩い絞り込みだと、多くのユーザーにアピールできますが、成果率は低くなります。このどちらが良いということではなく、バランスが重要で、結果的により多くの顧客獲得ができる設定を見つける必要があります。ユーザーの質と数の両方を考慮していくことが運用のコツと言えます。

まとめ

Facebook広告では、ターゲティングの絞り込みをいろいろな要素で細かく行うことができます。それにより、アプローチできるユーザー総数がかなり変わっています。設定をいろいろと試して、より成果実数の高いポイントを見つけるようにしましょう。

執筆者

三浦 巧

三浦 巧 / 集客アドバイザー

オンライン・オフライン問わず集客をお手伝いしています。イメージ広告よりもダイレクト広告が得意で、割と幅広い情報に精通。企業は営業特化型よりも総合力が高い方が強いがモットー。

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