ディスプレイ広告の配信はテキストだけでもできますが、効果を最大化するにはバナー画像も重要です。
バナーはどのネットワークに配信するかによってサイズなどの規定が異なります。使用できるバナーサイズなどの規格をまとめました。
バナーサイズの種類
ディスプレイ広告のバナーサイズでポピュラーなのは、レクタングルタイプです。パソコン・スマホ両方の広告で広く適用される、300×250のサイズです。その他に、正方形の形状のスクエアタイプもしばしば使用されています。
横長のバナータイプや、スカイスクレイパータイプという縦長のバナーを表示することも可能です。また、スマホ向けの広告を出稿する場合、オリジナルのサイズに設定したバナーを掲載することもできます。
【事前知識】GDNとYDAについて
バナーについて理解するために押さえておきたいのは、GDNとYDAです。アドネットワークのツートップと言われているものです。
両者の違いは、広告の配信先のネットワークの違いです。GDNは「Googleディスプレイネットワーク」、YDAは「ヤフーディスプレイネットワーク」のことです。GDNの場合、Googleの他にも、YouTubeや食べログなどの関連するサイトに掲載が可能です。
一方、YDAであれば、ヤフーの他に、クックパッドやNAVERなどのパートナーサイトにも広告が掲載できます。
利用できるバナーサイズ一覧表(GDN/YDA)
利用できるバナーサイズは、GDNとYDAとでは異なります。
GDNのPC/スマホ共通サイズ→300×250、336×280、200×200、250×250
パソコンだけであれば、728×90、160×600、468×60、240×400、250×360、580×400、120×600、300×600、300×1050、930×180、970×90、970×250、980×120にも対応しています。スマホだけの場合は、320×50、320×100、300×50も利用できます。
YDAのPC/スマホ共通サイズ→300×250と600×500
パソコンだけなら、728×90、160×600、468×60、300×600も対応できます。スマホだけの場合は、320×50、640×100、320×100、640×200に対応しています。
バリエーションはGDNの方が多めですが、結局は配信面への露出が重要なので配信したい面を考えて広告を作成しましょう。
利用できるファイル形式
利用できるファイル形式は、GDNとYDAともに一緒です。
対応している拡張子はJPGとPNG、GIFの3種類のみとなりますので、ファイルの形式をチェックしてから入稿しましょう。
利用できるファイルサイズ(GDN/YDA)
利用できるファイルサイズとその条件については、GDNとYDAとで違いが見られます。
GDNはバナー広告は最大容量は150KBになります。レスポンシブディスプレイ広告であれば、5,120KBまで投稿可能です。
YDAのバナー画像はアップロード上限3MBですが、自動的に圧縮されて150KBになります。
レスポンシブ広告の場合も3MBまで入稿できますが150KB以下に自動的に圧縮されます。180×180のサイズでロゴ画像を掲載することも可能です。
バナー制作で注意するポイント
バナー制作をする場合、画像の容量とファイル拡張子については注意することです。ネットワークによって制約がありますので、条件に合致しているかどうか、確認してください。
あと、意外と重要なポイントとして、主催者情報があります。主体者の明示というルールが設けられているからです。バナー広告を作成するにあたり、広告の主体者が誰なのかユーザーに分かるように主体者情報を明示する必要があるため会社名やブランド名などをロゴ等で表示しなければなりません。
この主催者情報を明示していないと、バナーを入稿しても審査に通らない可能性があります。情報が明示されているかどうか入稿する前に今一度確認しましょう。
まとめ
ディスプレイ広告の配信は、広告戦略の中で今や無視できない存在になりつつあります。その中で画像の配信は必要不可欠ですが、サイズなどの規定がありますので、それを遵守しなければなりません。
バナー制作経験のある方ならご存知でしょうが、作成するには時間も労力もそれなりに必要です。入稿ルールを頭に入れて、不備のないように、効率的な作成を目指しましょう。また、GoogleとYahoo!とでは対応しているバナーのサイズや容量の上限など異なる条件が設けられています。最初に確認してからバナーを作りましょう。