Facebookのキャンバス広告について

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キャンバス広告について

キャンバス広告とは、Facebookの中に掲載できる広告手法のことで、日本国内では2016年ごろから本格的に導入されました。現在では、キャンバス広告は名称が変わっていて、インスタントエクスペリエンス(Instant Experience)と呼ばれています。

キャンバス広告は、スマホやタブレットなどのモバイルユーザーの画面上に、フルスクリーンで広告表示ができるという特徴があります。ユーザーが広告をタップすると、LPのような生き生きとした広告画面をスクリーン一杯に表示できるため、ユーザーへの効果を高めることができます。利用者の注目を集めることができれば、広告からの流入ユーザー数を増やせますし、それがコンバージョン数のアップにもつながるでしょう。

またキャンバス広告は、ブランドストーリーを語ることができるという魅力があります。複数のテンプレートを準備しておけば、その中から選択して表示できます。また、説明するためのテキストを始め、ボタンやリンクを効率的に配置すれば、広告の中でストーリーや流れを作り出すこともできます。

キャンバス広告を使う理由

キャンバス広告がオススメの理由は、たくさんあります。1つ目は、LPよりも少ない工数でユーザーを獲得できる点です。キャンバス広告には、それ自身にクッションページの役割りを持っています。広告からランディングページの間に位置するクッションページを作成する必要がなく、工数の削減が期待できます。複数のテンプレートを上手く活用すれば、テンプレートごとに宣伝したい商材の魅力を存分に盛り込んだページ作りもできるでしょう。

2つ目の理由は、幅広いフォーマットに対応している点です。キャンバス広告は、画像や動画だけでなく、スライドショーやコレクション、また複数の画像を表示するカルーセル機能も備えています。従来のコンテンツと比べて豊富なフォーマットの名あから、ブランドやサービスの魅力を効果的にアピールできます。

3つ目の理由は、スムーズな誘導ができる点です。キャンバス広告は、一般的なリンク広告と比較すると、ビューの読み込み速度が約10倍程度と迅速です。素早くビューを読み込めることで、ユーザーの離脱を防ぐことができますし、ユーザーに効果的にアピールできることにもつながります。

それでは、キャンバス広告を活用する際には、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。まず1つ目の注意点は、キャンバス広告は一度作ると再編集できない点が挙げられます。作成して完成すると、広告がロックされてしまうため、再編集はできません。もしも後から再編集するかもしれないという場合には、下書きを保存しておかなければいけません。

2つ目の注意点は、キャンペーンの目的が限られている点です。全てのキャンペーン設定でキャンバス広告が使えるわけではありません。キャンバス広告の設定が可能なのは、ブランドの認知度をアップしたり、リーチやトラフィックの増加、アプリのインストールや動画の再生数アップ、またコンバージョンや来店数の増加を目的とした広告の場合のみとなっています。

キャンバス広告を始めるには

キャンバス広告は、Facebook広告に分類されます。始めるためには、まずFacebook広告の新規キャンペーンを作成する必要があります。キャンペーンの作成方法は、キャンバス広告でも他のキャンペーンと大きく変わる手順はありません。広告の新規作成を選択したら、キャンペーンの目的を設定します。この時注意したいのは、上記の通り、キャンペーンの目的によってはキャンバス広告が適用されないことがあるという点です。キャンペーンの目的を設定する際には、ブランドの認知度アップを始め、キャンバス広告の対象となる目的を選択する必要があります。

適切なキャンペーン目的を設定したら、いよいよ広告セットの設定を行います。コンバージョンとみなすイベントの場所や予算、オーディエンス設定や期間設定を行った上で、キャンバス広告の設定を行いましょう。キャンバス設定では、どんなタイプのキャンバス広告を出すのかを選択できます。モバイルのフルスクリーン広告を追加したい場合には、このキャンバス設定画面内でテンプレートを追加する必要があります。

テンプレートは複数の中から選択でき、選択したテンプレートに対して必要な項目を入力したり、素材をアップロードしていきます。

まとめ

Facebook内に表示できるキャンバス広告は、他の広告よりもターゲットを絞り込んだ広告表示ができるという点で、大きなメリットが期待できるプラットフォームです。キャンペーンの目的によってはキャンバス広告を選べないことがあるため、広告キャンペーンを追加作成する際には、キャンバス広告が適用されるキャンペーンを選ぶことが必要です。設定方法はそれほど難しくありませんが、Facebook内に表示される広告のため、設定はFacebook広告の設定画面で行います。

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